
今週はゲストにお越しいただきました!
東能代統括センターの宇佐美 明佳さんです。
宇佐美さん、よろしくお願いします!

よろしくお願いします。
私はJR東日本秋田支社の車掌として日々、五能線を走る列車に乗務しています。
今回は、乗務員だからこそ感じる五能線の魅力を、皆様にご紹介いたします!
五能線の魅力
五能線は、秋田県の東能代駅から青森県の川部駅までを結ぶ全長およそ147.2キロのローカル線です。
沿線には世界自然遺産・白神山地や八峰白神ジオパーク、千畳敷海岸など、四季折々の絶景が広がり、列車の窓からその美しさを堪能できます。
観光列車「リゾートしらかみ」では、津軽三味線の生演奏や地元特産品の販売など、旅を彩るおもてなしが満載。
3編成それぞれ異なる内装と展望スペースがあり、「乗ること自体が旅の目的」となる贅沢な時間をお過ごしいただけます。
その中で車掌の私がおススメするスポットを2つご紹介します。
まず1つ目は、五能線の起点駅「東能代駅」です。
1番線ホームにはダイナミックな壁画アートの映えスポットがあります。
また、2・3番線ホームには、リゾートしらかみのくまげら編成をイメージして作られた待合室や、五能線の始まりを示す「起点標識」、そして「しらかみの響き」と呼ばれる自由に鳴らせる鐘が設置されています。
2つ目は、東八森駅を過ぎたあたりから広がる日本海の絶景。
鹿の浦展望所付近では、黒い砂浜「ブラックサンドビーチ」と風車が旅の気分をかきたてます。
そして、岩舘駅から大間越駅にかけては五能線屈指の絶景区間。
景色をじっくり楽しんでいただけるよう、運転士と連携して速度を落としています。
晴れた日には男鹿半島や鳥海山まで望めることもあり、思わず息をのむ美しさです。
私たち車掌は、車内放送で景色の見どころをご紹介しています。
その案内に反応して、景色に見入ったり、カメラを向けるお客さまの姿を見たりすると、その魅力を一緒に感じていただけた喜びを実感します。
車掌として、皆様とこの美しい路線でお会いできる日を心より楽しみにしています。