2021年9月30日(木) かおり取材
今年8月、八峰町八森いさりび温泉ハタハタ館 売店に並んだ「アカシアはちみつ」があります。
八峰町で養蜂業をスタートした米森朋子さんが手がけたものです。
米森さんは、ゼロスタートで養蜂に挑戦!「米森養蜂園」として取り組み、今年、はちみつが製品化されました🍯
八峰町 峰浜出身の米森さんは、東京へ進学し、都内の貿易会社で仕事をしていました。
10年前、家庭の事情で帰郷。その時、八峰町で改めて感じたのは「大自然があるなかで、自然を活かした何かができたら」という思いでした。
米森さんのご両親は、会社員でしたが田や畑も手掛けていました。
米森さんは、お手伝いをする中で、キウイやみょうがなどの栽培を、ご自身でスタート。
「他に自分に何ができるか」を考え、おじいさまに相談したところ「養蜂なら教えられる」との答えが返ってきました。
「祖父は、昭和20~30年代に養蜂業を営んでいました。昭和38年 石川の大火に見舞われ、巣箱がすべて燃えてしまい、やめざるおえなかったと聞いています。その祖父から『養蜂をやってみてはどうか』との声を掛けられ、やってみよう!と取り組み始めました」
ゼロからの出発でしたが、おじいさまの指導を受け、ご自身でも県内養蜂家を訪ねるなどして、米森さんは養蜂の技術を高めてきました。
現在は、30万匹のミツバチの世話をする毎日です。
「ミツバチに刺される事は日常なので、養蜂家としては避けられません。刺されることよりも、体力面や、自然相手の危険と向き合うことがたいへんですね」
こちらは、花粉を集めてきたミツバチ。米森さんが撮った一枚です。
「日々、ミツバチを相手にしていると『すごいな』と感じます。こうした、ミツバチの受粉活動があって、私たちが生きていられるのだと実感します」
「生き物が相手の毎日なのでたいへんなことも多いですが『良質な はちみつは、健康なみつばちから』をモットーに、みつばちに寄り添っていきたいと思っています」
蜂場では、巣箱のミツバチに「おはよう、がんばってるね。」などと、毎日、声を掛けているそうです🐝
「はじめて、巣からとった黄金色にキラキラ輝くはちみつを見た時、ミツバチたちが働いた結果なんだと、愛おしい気持ちが胸にいっぱいになりました」という米森さん。
この先は、受粉の媒介者として、養蜂を通して秋田の農業に協力していくことができたらと考えています。
現在、米森さんのアカシアはちみつは、
八峰町八森いさりび温泉 ハタハタ館 売店
三種町鹿渡 JA版コンビニエンスストア「JAンビニANN・AN」 に並んでいます。
直売も行っています!
問い合わせ:米森養蜂園
電話:090-3259-2570
みなさんもぜひ、ミツバチへの愛情も感じる米森さんのハチミツ味わってみてくださいね🍯