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2021年1月21日

福乃友酒造~今季初めての酒造り一星智子さん~

2021年1月21日(木)かおり取材

大仙市神宮寺にある創業11913年「福乃友酒造」をお訪ねしました。
福乃友酒造には、今季初めて酒造りに携わった女性がいらっしゃいます。
一星智子さんです。
蔵元が自ら直接蔵に入って酒造りを行う福乃友酒造。
一星智子さんは、8代目蔵元 一星雅彦さんの奥さまです。

集合

(写真左から7代目一星邦彦さん・蔵人佐藤さん・一星智子さん)

(蔵元 一星雅彦さん)

一星智子さんは、4年ほど前まで、2人のお子さんの子育てをしながら看護師として仕事をされてきました。
酒造りに携わるきっかけは、蔵の人手不足。また、ご自身が発酵のしくみや魅力を「発酵ライフアドバイザー」の資格を通して学んだこともあり「実際の酒造りの工程を自分の目で見てみたい」と思ったことがあったのだそう。
福乃友酒造の広報としてインスタグラムやfacebookなども担当していることから「SNSを見てくださる方々に酒造りの工程をお見せしたい」という思いも、ご自身を動かしました。

11月から始まる酒造り。一星智子さんは、その準備として9月半ばから酒蔵や麹室、酒造りに使用する麹蓋や機械などの消毒を行いました。

洗う

「そのほか、今年の6月から食品衛生法が改正になり、酒造業界もHACCAP(ハサップ:食品を製造する際に安全を確保するための管理の方法)が義務化になるので、その準備も兼ねて衛生管理の計画、チェックリストの作成を行いました」

11/9酒米を蒸す
                
洗米、米蒸作業、米麹の準備、添え、中留の過程、しぼり、ろ過などを行い、杜氏、蔵人が合流するまでの酒造りの始めに2本の酒造りに携わったのだそう!

酒母

もろみ

タンク覗く

(写真:福乃友酒造facebooより)

「衛生環境の管理や、毎日元気に発酵しているか経過表をつけて観察していく作業には、看護師として働いてきた経験が役に立ちました!
しかし、すべてが力仕事で女性の力では何ともならない場面が多くありました。」
「一方で家を守り、子どもたちを育てるという役割も私にはあり、朝早い蔵の仕事はお願いしなければならないという問題もありました。けれども工場長はじめ、杜氏や蔵人の理解もあり、こうやって仕事が出来ているのだと感謝の気持ちでいっぱいです」
お話をして優しい表情を見せた一星さん。
「ずっと休みなく働くので疲労も蓄積してきて、家のことも思うようにできず、イライラしまったり、家族にあたってしもうこともあったりしまいた…(苦笑) でも、夫も子ども達も理解してくれて、多少 部屋が散らかっていたり、おかずが適当でも目をつぶってくれるので、本当にありがたいなと思うし、がんばろうと思えます」

女性が酒造りの現場で働くためには一緒に働く人の理解と配慮が必要にになることも分かり、今後の参考になったと前を向いていました。


                 
  棚

一星智子さんが 作りに関わったのは1号の初しぼりの純米生原酒と、2号の量り売り酒。
好評で完売になったのだそう!

「初めて搾ったお酒を目にしたときは、ほっとした気持ちが先に来て、その後、何とも言われない愛しい気持ちになりました。蔵中に香る酒のいいにおいは、忘れられません。この瞬間があるから、つらい酒造りも続けていけるんだなあと思いました。また
一度 買ってくださったお客さまが、後日いらして『すんごくうめっけがらまだ買いに来た~』と言ってくださった時は、わが子が褒められた時のように心から嬉しいと思いました」と、表情が輝きました!

実は、新型コロナウイルスの影響による厳しい状況も経てきたこの1年。

「全国一斉の緊急事態宣言により、毎年開催の『蔵祭り』がなくなり、準備していた蔵祭り用のお酒が行き場を無くしてしまいました。蔵では皆、顔が青ざめましたが、クラウドファンディングを行って支援を募り、その返礼品として蔵祭りのお酒を送る取り組みを行ったのです。その結果、目標としていた額の3倍を上回る支援をいただきました。」

「そのおかげで、今年、こうして酒造りができています。本当に心から感謝しています」

外観

「福乃友酒造で醸されたお酒は、これから『大吟醸』や『冬樹プレミアム』なども搾られていきます。
今年の冬は寒いので長期低温熟成を得意とする福乃友では、昨年よりもさらに質のいいお酒が出来上がっていますよ」
一星智子さんの声が一段と!大きくなりました^^

 タンク

また、福乃友酒造では、秋田県唯一!ここだけという取り組みを行っています。それが「日本酒の量り売り」
なんとタンクが酒蔵内のショップに運ばれ、直詰めで瓶に注いでいくのです!

搾る

1月は22日(金)、23日(土)に量り売りが行われます!(午前10時~午後4時)
(ラジパルは特別に1日早く 中継で、直詰めしていただき、皆さまに音をお届けしました☆)

詰め

300ml 630円 720ml 1450円 1.8 L 2900円 ということ。
1月は「新酒しぼりたて純米吟醸酒」です!

ぜひ、一星智子さんにも会いに、福乃友酒造に足を運んでくださいね!

【福乃友酒造】
大仙市神宮寺本郷野82-6
神宮寺駅から徒歩3分ほど

問:0187-72-4141

ラジパル

中継を迎えてくださった「あたたかさ」にすでに酔わせていただいた気分のラジパルでした♡