田んぼの作業が動き始めた 大潟村を訪ねました!
お話を伺ったのは、3人の子どものお母さんでもある 斉藤幸子さん。
15ヘクタールの田んぼで あきたこまちを栽培しています。
田植えは5/18から。とのこと。
田植え前の苗が並ぶ ハウスにおじゃましました!
幸子さんは10年前から ご自身が中心となって稲作をされています。
夫 秀幸さんを亡くし、継ぐ形で「米作りの事業主」となりました。
結婚前は、東京で食品関係のOLをされていたそう。
入植二世の秀幸さんと結婚し お嫁さんになってから、
初めて 農業に携わるようになったのだとか。
夫を亡くしてからの米作りでは
「周りの方に支えられて進んでくることが出来た」という幸子さんは
「人と生きものに優しい農業」をモットーにしています。
こだわりは、農薬を最低限に抑え、天然有機リンを使うこと。
それは
「田んぼの生き物と、米、食べる人とは いのちがつながっている」と
感じているからなのだとか。
「田んぼの中の微生物が増えるとイトミミズやユスリカが増える。
それをエサにするトンボの幼虫が増え、鳥やいたちも増える。
田んぼの環境の中ですべてが生きている。
その環の中で生きて稲作もさせてもらっている。」と考えているのだそう。
こうして作られたあきたこまちは 7年前から
「生命(いのち)かがやく 幸せこまち」という名前で販売しています。
夫 秀幸さんと ご自身の名前の「幸」をつけた名前です。
栽培はもちろん、水分チェックをしながらもみのまま貯蔵するなどの、
女性ならではの細やかな調整作業も加わり
「幸せこまち」は食べた人を幸せにする美味しさとなっているのです。
販売は、こだわりの米殻専門店や飲食店など主に首都圏で行われています。
その美味しさは、評判となっているのだそう。
また、三人のお子さんのうち21歳の ご長女が
「一緒に農業をするようになった」と、思わずにっこりとした幸子さん。
次女と三番目のご長男も「農業をしたい」とお話しているということ!!
大潟村に来て21年。斉藤さんにとって米作りは?との問いに
「農家はスーパーフレックスタイム! 自然を感じて
早い時間から動いて。楽しいです」とほほえんで
答えてくださいました。
春は田んぼの作業が最も忙しい時期。
そんな中 ラジパルまで
その明るいオーラに包んでもらったような気持ちになりました。
幸子さん ありがとうございました!
「幸せこまち」は、大潟村の産直 潟の店、秋田市卸町の まるごと市場で
販売しているということです。
直接販売は お問合せ:0185-45-2039まで