2024年6月24日放送
みおです。この日は男鹿市にあります「真山神社」にお邪魔しました。
お話を伺ったのは真山神社の高森博光さんです。
真山神社では今月6月11日から拝殿に大きな茅の輪が設置されています。
こちらは「夏越の大祓」で使用されるものです。
大祓とは、日本人の伝統的な考え方に基づくもので、常に清らかな気持ちで日々の生活に勤しむよう、自らの心身の穢れ、諸々の罪、過ちを祓い清めることを目的としています。
大祓は年に二度おこなわれ、6月の大祓を「夏越の大祓」と呼びます。
この輪は「茅の輪」と呼ばれ、輪をくぐることで厄を祓うことが出来ます。
「茅の輪」はヨシという植物で作られており、ヨシは生命力が強く再生・浄化という意味を持ちます。
葉が刃のように鋭いので、くぐることで罪・穢れを断ち切るとされています。
参拝の方法は、右横の柱に作法がイラストと言葉で分かりやすく描いてあります。
「祓えたまえ・清めたまえ・守りたまえ・さきわえたまえ」この言葉を3回唱えながら輪をくぐります。
高森さんに毎年この節目をどう感じていますか?とお聴きしたら「普通に過ごせていることがどれだけ有難いか、神様やご先祖様に感謝します。茅の輪をくぐることで、心の油断、慣れ、甘え、過信、そういうのがないかを再確認する機会と考えています。」とおっしゃっていました。
間もなく上半期が終わります。安全に健康で中継ができるよう私も願いを込めてお参りしました。
茅の輪は今月いっぱい設置されています。皆さんも「夏越の大祓」へ足を運んでみてはいかがでしょうか?