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2021年7月28日

日本を元気に!あなたの街のささえびと~佐藤フサ子さん

2021年7月23日(金) かおり取材

横手市十文字町新処(あらところ)地区。つやつやとした紫色が実る「なす」の畑におじゃましました。
形は巾着型で丸みがあります。こちら「新処なす」秋田の伝統野菜です。

今週のささえびとは、横手市十文字新処地区に受け継がれる伝統野菜「新処なす」の栽培・加工を行う佐藤フサ子さんをご紹介しました!

「新処なす」は水分が少なく、実が堅いという特徴があります。

佐藤さんは、菊の花がのったなすの漬物「花ずし」に加工しています。
「畑から6~7千個 収穫して漬けていきます。はじめに『でぃゃっこ』にして、その後、麹やもち米と漬けます。」

『でぃゃっこ』は、なすの上部を切って塩をまぶした下漬けです。
ひと月ほどしたら、なすに菊の花と輪切りの唐辛子をひとつのせ、麹、もち米と共に漬け込みます。
秋田の伝統野菜と発酵文化の育みが深くかかわっていることも感じる「漬物」です。

収穫までも手を掛け、収穫後も、漬物への加工に手間をかける佐藤さん。
「あなたのが食べたいから」というお客さまの声も背中を押しているそうです。

毎年、その年の実りから種を採って、次の栽培へと繋げていて畑には、太っちょの「お母さんなす」が居ます。
また、佐藤さんは接ぎ木を丁寧に行い、なすの苗も増やしています。

新処なすを栽培していると知った集落の方が「1本けねが~。」と以前、訪ねて来たそうです。
「ほんとはよ~、俺のじさま持ってきたんだ~。だからどんななすかと思って。」と話していたとか。
集落に受け継がれてきたなすということが分かります。

また、佐藤さんは、畑の周りに暮らす若い世代の方に、収穫した新処なすをおすそ分けしています。
「若い世代で農業をやる人も少ないからね。食べてもらい、味を知ってもらえると嬉しいから^^」とにっこり。
味の伝導師でもあると感じました☆

毎日、畑へ出て動き、収穫したら、漬物づくりに精を出す佐藤さんには、実は元気の源がありました。
こちらです!

日本舞踊!
写真は、佐藤さんの舞台「藤娘」です。
20年以上続けています。
「こうして、日本舞踊で舞台に立つことが励みになっています」

佐藤さんの漬けた「なすの花寿司」が食べられるのは10月頃。
道の駅十文字やスーパーモールラッキーほかの店頭に並ぶそうです。
佐藤さんが作り続けていくことで、ここだけにしかない、地域の伝統野菜がこの先にも繋がれていくのだと感じたラジパルでした。

新処なすの「なすの花ずし」。
並ぶ頃には、手にして、みなさんもぜひ、味わってくださいね!

~~ラジパルこぼれ話~~
「新処なす」の栽培には、地域のお母さん4人が「新処なす保存会」を作り取り組んでいます。
十文字町にあるデリカテッセン&カフェテリア 紅玉では「新処なす」の「揚げなす」に出会えますよ!