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2020年2月5日

TERAKOYA「赤ちゃんとお母さんの時間」 ~鱗勝院~

かおりです!
「赤ちゃんと一緒にお寺へ出かけてみませんか?」 
そんな 取り組みを行う お寺に おじゃましました。
秋田市中心地 旭北栄町にあります お寺「鱗勝院」です。
「赤ちゃんとお寺で」の企画を立ち上げた
鱗勝院 副住職の奥様 三浦 萌さん
副住職 三浦 史道さんにお話を伺いました!

みんなで

鱗勝院では「TERAKOYA」という名前で、
人が集うさまざまな企画を開催しています。
今月16日(日)に開催されるのは
月齢1~4か月の赤ちゃんとお母さんを対象にした企画です。

案内

由利本荘市 あい助産院 助産師 菊池世智子さんを講師に招いて
赤ちゃんの体のしくみや、基本姿勢を知り、
寝せ方、あやし方のコツを学ぶ講座が開かれます。

あい助産院 菊池さんは 様々な悩みを持つママたちに寄り添い、
赤ちゃんの発達を促す育児法や ママの体のメンテナンス、
セルフケアの指導を行う 戸別訪問の助産院を経営している方。

「とても明るくパワースポットのような方で、私自身 
とても元気をもらっている」と三浦 萌さん。

生まれてから首が座るまでのネンネ期は、目の発達、首の安定性など
今後の発達を促していくためにも大切な時期。
抱っこや寝せ方、あやし方のコツを知ると、それだけで赤ちゃんの
ご機嫌な時間が増えてよりよい発達につながることから、
〇赤ちゃんがリラックスする抱っこの仕方、寝せ方
〇あやし方、あそび方 向き癖などについて 学ぶのだそう。

「TERAKOYA」~赤ちゃんとお母さんのための講座~は
今回で、2回目の開催になるそう。
初回は、助産師さんに直接お話を聞くことが出来る貴重な時間に
お母さんたちの 積極的な質問!が飛び
予定時間を1時間もオーバーしての開催となったのだとか。

円

(前回の様子)

今回、開催の「TERAKOYA」は、三浦さんご自身の実感が
活かされています。

「私自身、去年の3月に第一子を出産したのですが、
妊娠・出産・子育てを日々していく中で、不安や悩みがなくなるという日は
ない。そんな毎日です。
産後すぐは体も心も不安定ですし、夜泣きで眠れないと私自身体調も
優れなかったりする日もあり、そういうときに近くにいる両親や友人に
幾度となく助けてもらってきました。
ですが、私の妹は群馬に嫁いでいて、遠方に住んでる友人もたくさんいて、
その人たちは周りに家族や友人がいない中、本当によくやっているなと…
実感しています。
そこで、お寺の空いている時間と場所を、そういう方たちのために使って、
なにか 力になれないかと思いました」と三浦さん。

お寺の娘として「私にできることはなんだろうと考えてきた」のだそう。

インタ

「お寺の娘の私だからできること、
また女性としてできることがあるはずだと ずっと考えていました。
昔のお寺はみんなの集まりの場であったり、子どもたちの遊び場であったり
コミュニティの中心でした。
今のお寺に対するイメージは、近寄り難い、敷居が高い、
お葬式や法事でしか行かない場所となっているのが、少し寂しいなと感じて
います。
お寺を もっと身近に感じてもらい
核家族や移住などで 孤立した中で子育てされている方などに
寄り添える場所になれたらと思っています」

サザンカ

(サザンカ)

ロウバイ

(ロウバイ)

鱗勝院は、秋田市の中心部にあって3千坪という 広大な敷地! 
敷地内には、住職の奥様が植えられた、およそ300種類の植物が
1年を通して 人の目を和ませています。
自然のままに咲くように 手を添え お世話をしているのだそう。
「お寺に来ることで、こういった植物にも触れてもらい、
忙しい毎日を過ごすお母さん達に、少し ゆったりとした
時間を過ごしてもらえたら。」とも三浦さんは考えています。

ヤブコウジ

(ヤブコウジ)

2/16(日)は 午後2時30分 受付のあと
お子さんの健やかな成長を願って ご祈願も行います。
奥様が考えた「TERAKOYA」の内容を知った副住職が
言葉を添えた企画です。

ご祈祷

「鱗勝院」は、歴史と格式のあるお寺。
佐竹義宣公が、常陸の国から秋田に遷封となった際
常陸額田(現在の茨城県那珂市)「鱗勝院」の鯨室樹珊大和尚が一緒に
秋田に下り開創したのが始まりで、その歴史は今に続き およそ400年!
現在のご住職で三十三代となります。

山門

こちらの山門は、久保田城の裏門で、本丸から二の丸馬場に降りる階段に
あったものだそう。もとは楼門で移築の際に1階部分だけ
移されてきものだとか。

2/16(日) 「TERAKOYA」~赤ちゃんとお母さんのための講座~では
鱗勝院の 凜とした空気に触れたことも
お母さん達のパワーになりそうですね。
帰り、山門をくぐる際には
境内で過ごした時間と
目にした「春」で さらにお母さんたちは胸を温かくしているのではないかな。
と感じたラジパルでした。

次回は4月にも開催予定だということです。
詳しくは「鱗勝院」のfacebookかインスタグラムを
チェックしてください。

ふきのとう

(ふきのとうが芽を!)