かおりです!
栽培が途絶えた「秋田の在来種の大根」=「沼山大根」を
復活させよう!と取り組んできた
潟上市飯田川「ファームガーデンたそがれ」菊池晃生さんをお訪ねしました!
菊地さんは、若手メンバー3人で、
横手市大沢で受け継がれ、栽培が続いてきた在来(郷土)作物
「沼山だいこん」の復活に向けて、昨年、栽培に取り組んできました。
「沼山大根」は横手市山内地域に近い大沢地区で栽培されていた大根です。
すらりと伸びた 白い大根で首がなんとも鮮やかな緑色をしています。
風味が強く、火を通すと
ほくほくした食感と、とうもろこしにも似た甘みがあるのが特徴です。
菊池さんは 大仙市西仙北 で無農薬有機栽培で野菜と米作りに取り組む農家
T-farm 田口康平さん、
河辺式田で、地域活動に取り組む 遠山桂太郎さんと一緒に
グループを立ち上げ 取り組みをスタートしました。
はじめ、
菊池さんは、田口さんから「稀有な大根がある」と「沼山大根」について聞き
興味を持っていたのだそう。
実際に、秋田県農業試験場で受け継がれていた「沼山だいこん」に出会う
ことが出来た時、
「種は、毎年採り続けなければ保存できない」という
試験場の技術者さんの言葉が印象的に響いたのだとか。
そうして、秋田県農業試験場で保存されてきた
「沼山大根」の種を分けてもらい栽培へと動き出しました。
昨年の8月に種を撒き、11月に 収穫。
収穫した「沼山大根」は、さらに
いぶりがっこ へ、加工したのです!
「沼山だいこん」は、いぶりがっこ作りが盛んな、横手市山内地域の
地大根で、もともと「がっこ向き」の質感。
「いぶりがっこの大根は、昔は沼山だいこんだった」とも
言われているのだそう。
11月半ばに
仙北市で手作りのいぶりがっこ生産に取り組む女性
西宮美春さん、村岡あゆみさんの「いぶりがっこう」の 燻し小屋で燻し
漬け込み作業が行われました!
樽から出されたのは1/25!
「沼山だいこん」の特徴である 青い部分も、しっかり漬け込まれています!
ラジパルは「幻の沼山大根 いぶりがっこ」を試食させてもらいました☆
青い部分は、しっかりとした歯ごたえで、燻りの香りと、甘みの後
「沼山だいこん」の大根らしい風味がやってきます。
白い部分は、青い部分とは、また違った食感。少しソフトさもあって
しんなりパリパリ☆☆
パッケージは、昭和レトロな雰囲気で「滋養野菜」の字に惹かれます。
これまで、秋田のいぶりがっこを食べてきた人には、また、一味違った風味を
感じられる!新しくて伝統のある!!「いぶりがっこ」です☆
「沼山大根」のいぶりがっこは、「幻のいぶりがっこの復活」
これからは、販売も行われます!
次の日曜日 2/24には、潟上市大久保の ダイサンクレタ店
ワークショップスペース「みんじゃか~ら」で
「沼山大根のいぶりがっこ」が味わえる機会があります。
お米(たそがれ米)と、 味噌汁、いぶりがっこが味わえて
参加費1000円ということ。
時間は11時~と13時~ 開催されます!
今回、栽培に取り組んだみなさんのお話も聴くことができます!
幻の沼山大根 栽培の取り組み、と「いぶりがっこの味」に
出会える機会です!
[お問い合わせ]ダイサンクレタ店
潟上市昭和大久保乱橋後堰鴨田50
電話:018-852-5101
自然からの恵みと 長い間、人々の知恵と技術によって
継承されてきた 秋田県の郷土作物。
栽培する人、食べる人が、そういった作物を中心にして
思いなどを共有できる時間になりそうですね!