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2018年12月12日

ナマハゲ行事復活へ!男鹿市増川地区

男鹿市増川地区。男鹿市の南磯に位置するこの集落は、担い手不足から
ナマハゲ行事が途絶えていました。
しかし!今年の大晦日、10年ぶりにナマハゲ行事が復活するのです!
増川地区のナマハゲ行事の復活に取り組む 
男鹿市地域おこし協力隊 伊藤晴樹さんにお話を伺いました!

2ショット

伊藤さんは、男鹿市の地域おこし協力隊として活動して2年目。
主に、移住定住のプロジェクトを動かしてきました。
これまで「地域の人と県外の人をつなぐ交流イベント」などに
取り組んできたそう。
増川地区には「ゲストハウス男鹿」という素泊まりの宿泊施設があります。
コミュニティスペースとして使えるフロアもあり
伊藤さんは、そこで きりたんぽ作りなどの体験イベントを企画してきました

ゲストハウス男鹿

交流イベントを動かす中で、
増川地区の自治会長さんや地元の人と関わりが深くなってきたのだそう。
そうして伊藤さんは、地区の盆踊りや、こども神輿などの夏祭り
そして、ナマハゲ行事が途絶えている現実を知りました。
「今年ナマハゲどうするか」との話し合いを耳にした際、
「やらせてください!!」と手をあげたのだとか!!

お話

伊藤さんは、今年の春から「ナマハゲ行事 復活」に向けて動き出しました。
「担い手となる若者が地区にいない」という状況から
「外部からナマハゲになる担い手を連れてこよう!」と計画。
「増川地区 ナマハゲ募集」を行いました。

チラシ

ナマハゲ行事に興味を持っている方、伊藤さんの思いに共感した方
ご自身のつながりなどから 7人のナマハゲが決まったのだそう。
東京、岡山、北海道などの県外の方や、大学生などの「若い世代」です
増川地区の方々も、地区外からのナマハゲさんに対して
「ナマハゲ行事が復活してうれしい」
「家の中まで来てほしい」「玄関先で受け入れます」と声を返して
くれているのだとか。

今月10日には、増川地区で、ナマハゲのケデ製作の準備が行われました。

編み方2

(シベ取り作業=稲の葉っぱの部分を取り除く作業)

ケデ

12月15日はシベを取った藁を用いてケデを編みも行われます。
この時にはインバウンドのお客さま が5名と
実際に、31日にナマハゲ役となる大学生も来て一緒に作業を行うのだそう。

大晦日当日は、ナマハゲ伝統行事としての作法と歴史を学ぶ時間を経て
県外から来た若手のナマハゲ役が、実際の「ナマハゲ伝統行事」を担って
町内を歩きます。

伊藤さんは「伝統行事復活」という「新しい流れ」が
「他の地域にも広がっていけば」と考えています。
そうして「増川地区でナマハゲ行事が復活!」という動きを、
ご自身で 今後 伝え広げていきたい。と お話していました。

また、今回は、ナマハゲ行事を地域で体験する企画も開催!
増川地区のゲストハウス男鹿で 大晦日にナマハゲ行事を 実際に
体験できるということです。

ナマハゲ

ユネスコの無形文化遺産にも登録され、世界から注目を集める「ナマハゲ」
伝統行事の復活が、男鹿の新しい動きとなる そんな記念すべき大晦日に
なりそうですね。

詳しくは 地域おこし協力隊 伊藤晴樹さん 080-6027-2538