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2018年11月15日

あきた伝統野菜 「田沢ながいも」 

あきたの伝統野菜「田沢ながいも」

長芋 並ぶ

地図で見ると田沢湖の右上! 
地域のシンボル「荷葉岳」のふもとに位置する田沢見附田地区で
受け継がれてきた伝統野菜です。栽培は 藩政時代からと伝えられています。

見つけた
  
「田沢ながいも」を育んでいるのは、この地区の土。
田沢地区見附田は、かつてこの場所を流れていた 玉川の西側に位置します。
玉川の蛇行によって運ばれた 細かい砂と、その後 重なった腐葉土などが
深く良質の「この地域だけ」という土となっているのだそう。
「田沢ながいも」は、この作土の中でしっかりと育ち
長いものでは 80センチ~1mにもなります! 
生産者のみなさんは、この時期 1本、1本 手掘りで掘り出しています。

今年の芋は

掘る

ラジパルはちょっと様子を。。。深い!これは大変!!

田沢ながいも の特徴は、味の濃さ、ねばり、コク!
すりおろす時から手ごたえがあり、箸で持ち上げられるほど
粘りがありました!

並んでいるのアップ

今でも、私たちが「田沢ながいも」に 出会うことが出来るのには
この味を無くしたくないと
植え続け、掘り続けて来た 高橋ちよこさんの 存在があります。

チヨコさん

青森や北海道など他の産地の長芋に押され
栽培に手間がかかる「田沢ながいも」は 生産者が減少。
高橋ちよこさんは、お嫁にきたときから50年以上 田沢ながいもを植え
種芋を取って、やめることなく栽培し続けてきました。
今年で 85歳。ラジパルのマイクに向かって
「もう少しがんばります」と笑顔を見せてくださいました。

古くから受け継がれてきた「田沢ながいも」は 
品種を系統選抜され昭和50年に品種名「田沢1号」と命名されました。
今日は、「田沢1号」栽培農家の 田中昭一さん、堀川さんご夫婦にも
お話を伺いました。

堀井さんと

みなさんが、栽培する 田沢ながいも=田沢1号は
種芋で繋がってきた 「この土地にしかない味」です。
今では、この土地に移住してきた土屋和久さんが栽培面積を広げるなど
少しずつですが 栽培の 取り組みが動いています。

ながいも!

「1本 1本 逆さになるほど、深く掘って 収穫する」という作業。
毎年栽培を続けてきた皆さんは この季節が来て田沢ながいもの味を
味わった時「苦労したけど作ってよかったな」と感じるのだそう。

談笑
   
ラジパルは、ちよこさんの手料理とともにごちそうになりました。
「田沢長芋天ぷら」も歯ざわりがあって、美味しい~!!
「田沢長芋にんにくしょうゆ漬け」も絶品!

料理

この土地 この季節だけの「田沢ながいも」
田沢見附田の 風土と人に育まれてきた味わいです。
この季節に、是非、出会ってみてくださいね。

集合

11/24(土) 田沢湖病院の駐車場で「田沢ながいも」が販売されます!
田沢地区の直売所にも並ぶということです!

田沢湖 湖畔「湖畔の杜レストラン ORAE」では
料理に使用すること、栽培することで地域の伝統野菜を
守りたいと動いています。
「田沢ながいも」の料理を味わうことが出来ますよ!