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2022年4月1日

男鹿市脇本、小さな商店の自信作「粕誉れ」

2022年4月1日(金) かおり取材

男鹿市脇本、地域に根差して50年となる「アマノストア」。日用品や生鮮食品などが並び、仕出しなども手がける町の小さなスーパーです。このアマノストアには、全国に多くのファンを持つ自信作があります。

「粕誉れ」です!

天野妙子さん、佐藤睦子さんの姉妹にお話を聞きました。

 

「粕誉れ」は、大吟醸の酒粕と味噌の中に、クリームチーズを10日間漬け込んだものです。

 

 

 

「いままで食べたことがない味」、「美味しい」、と食べた人から人へと繋がり、ファンが全国に広がりました。ラジパルスもいただくと! 大吟醸の酒粕が上品に香り高く、クリームチーズのまろやかさと、口の中で合わさって、満ちていきます~~✨ 味噌のコクと香りがきいていて、あとを引きます。これは、食べた人が「また食べたい」と感じるのもうなづけます。

 

仕出しも手がけ、さまざまなアイディアメニューを考案してきたアマノストアですが、「粕誉れ」の誕生は「これだ!」というひらめきからでした。

「ある日のテレビ番組で発酵食品について特集をしていて、『発酵食品同士を組み合わせる』ということにピンときました。」と睦子さん。

以前、アマノストアで販売し、評判の良かった商品に「ナマコの粕漬け」や「野菜の粕漬け」があったことから、クリームチーズ、酒粕、味噌の組み合わせを試したところ、「美味しい」と目を開いたのだそうです。そこから、試行錯誤を重ね、酒粕を選び、味噌などもさまざま試すこと数年。納得いく「粕誉れ」が10年ほど前に完成しました。

また、お二人のお姉さんが東京・銀座で開いている飲食店に、フランス料理店のオーナーシェフが訪れた際、たまたま「粕誉れ」をお出ししたところ、口にした食通のフレンチシェフが「これは美味しい」と、うなったそうです。このとき、自信を深めた妙子さん、睦子さんでしたが、その後、予想しない速さでは全国区へ広がりをみせることになります。

「作家の西木正明さん(仙北市出身)が、週刊文春のコラム、『太鼓判! おいしいものは日本中から取り寄せる』で取り上げてくださり、その後、ファンが広がりました。」「男鹿市脇本の小さなスーパーがこうして、今も、お店を開いていられるのは『粕誉れ』のおかげです。」と話す、妙子さんと睦子さん。

地域の町内会、スポ少、病院、施設などへの仕出しでも、その丁寧な味で食べた人のこころを満たしているアマノストアの自信作は、脇本でお店に足を運ぶ人にも頼もしい存在になっています。

(喜んでもらっていて嬉しいと、店内のお惣菜も紹介してくれた睦子さん)

買い物に来たお客さんとの会話が弾む店内のぬくもりも感じて、なおさら「粕誉れ」の香りが立ったように感じたラジパルスでした。

「粕誉れ」は、アマノストアのほか、道の駅おが・オガーレ、スーパーセンターアマノ男鹿店・御所野店、JR秋田駅ビル・トピコ、クレタエス・秋田OPA店に並びます。インターネットで注文もできますよ! ぜひ、美味しさに出会ってください。

 

アマノストア

男鹿市脇本脇本字脇本156-1

電話:0185-25-3939

定休日 日曜日