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2022年3月3日

「古民家再生プロジェクト」~結いの里commune~

2022年3月3日(木) かおり取材

秋田市河辺 奥出(おくだし)という集落で、築200年という大きな屋根の古民家を再生し「地域の拠点にしよう」と取り組んでいる遠山桂太郎さん。

「古民家の活動拠点」を作ることで、地域をこの先に残し、人がつながる「里づくり」を目指しています。
お話をお電話で伺いました🎙

(写真は2021年8月取材時のもの)

遠山さんは、写真家として活動していた東京都から、秋田市河辺式田地域に、奥さまと二人のお子さんと移住しまもなく8年。
河辺式田地域の畑や田んぼで、野菜や、ライ麦、お米の栽培を行うほか、途絶えてしまった種をつなぎ、秋田の伝統野菜・沼山大根の復活!栽培に力を入れています。

また、こうした農作業や四季折々の農的な生活を、若い世代も体験出来るよう毎年、さまざまな機会を開いてきました。

(国際教養大学の学生とともに)

こういった活動を続ける中で、出会ったのが、解体が決まっていた築200年の古民家でした。

「7年という月日の中でさまざまな、年代の方との交流が広がりました。この大きな古民家に出会い、地域の拠点にしたら、もっと楽しい場所になるのではないか?と考え改修をスタートしました」

秋の古民家

 

大きな存在感のある三角屋根が目を惹く立派な古民家。これまで、関わりを持ってきたみなさんとリノベーションを進めてきました。

 

「進むと同時に、築200年の古民家だけに手ごわく!大掛かりな改修点が明らかになってきました」と遠山さん。

皆で知恵を出し合い、地域の大工さんなどにの協力も得て、相場の1/10でリノベーションを進めています。(建築会社の見立てでは数千万円だったとか!)

そして、現在、インターネットで資金を支援してもらうクラウドファンディングに挑戦しています!

「ここでの取り組みを『結いの里commune』と名付け、古民家再生プロジェクトとして、チャレンジしています。クラウドファンディングの支援を元に、古民家の改修を進め、今後は、コミュニティースペース、地元食材を提供するカフェをオープンするほか、ゲストハウスにしていきたい。また、チャレンジする若者を応援する場としての活用を考えています」

地域に産業を作ることも、本気で動かしているという遠山さん。

来年からは譲り受けた休耕田で、山の水を利用した、セリやクレソン栽培を行う他、首都圏などの県外企業に向けた田んぼオーナー制度の整備を進める予定です。

栽培を復活させた あきたの伝統野菜「沼山だいこん」は、栽培面積を広げ、古民家の敷地には、廃材を利用したいぶり小屋を建設! いぶりがっこづくりを行っています。

地域で、長い時間を過ごしてきた大きな古民家が、交流や産業の拠点=シンボルになることで、河辺地域での、この先への広がりは大きくなりそうだな。とお話を聞いていてい感じました!

クラウドファンディングについての詳細、「結いの里commune」のプロジェクトについての詳細は「結いの里commune」のFacebookページにも掲載されています!

また、3/6(日)には、秋田市 イオンモール御所野店で「わら細工ワークショップ」を開催します。

遠山さんにも出会える機会です。合わせてチェックしてくださいね!