２０２０年１１月５日（金）　かおり取材

今週のささえびとは、寒くなってきたこの季節も、ほかほかとなるほど、動き回っている能代市の能登祐子さんをご紹介しました！

能登祐子さんは、能代市中心商店街のにぎわいを作ろうと、春🌸夏🍉秋🍁冬☃、忙しくお過ごしです。能代市初の女性自治会長として２００４年から活動し、１５年に渡り、続けています。また、２０１８年からは能代市自治会連合協議会（能代市２６７自治会の集まり）の会長を務めています。

「当時、町の事を決めるのはほとんど男性でしたが、女性たちの存在が必要では？と動き、『上町すみれ会』という女性部を作りました。そこから、地域の女性たちと、能代市中心市街地を元気にする解決策を出し合ってきました」と能登さん。

にぎわいを作ろうと、定期的に毎週開催しているイベントもあります。『ときめき朝市』です。

「常盤地区の生産者さんを中心に、毎週日曜日の午前１０〜１１時、野菜や加工品の産直販売を行っています。６月〜１１月に開催し、朝採れ野菜や花、また、炊き込みご飯、お菓子などの加工品を販売。毎回、地域の方が来てくれます。朝市に並べる新商品の開発もしています」

朝市の前には、朝市体操を行い、みんなで元気を確認し合うそうです。

「地域の半分以上が高齢者となってきた現在、大切な時間です」と能登さん。

この『ときめき朝市』が開催されているのは、能登さんが開く『夢工房　咲く咲く』の敷地です。

『夢工房　咲く咲く』は、誰でも利用できるレンタルスペースを備えるほか、ランチやスイーツなどが味わえるカフェがあるコミュニティ店舗です。この場所を拠点に日常の豊かな生活を作れたら、という思いでスタート！今年で９年になりました。こちらは、カフェスペースで提供しているメニューです。

地産地消をテーマに、能代を味わうここだけのメニューに出会えます。能代市の能代うどんを、秋田の伝統調味料しょっつるで味付けした『アジアン能代うどん』や、宇宙のまちとして発信する能代市をイメージした『いとかわカレー』や『スペースソーダ』などが楽しめます🎵　能代うどんをパスタにアレンジした『能代チーネ』のトマトソース味も新たに登場しました。

カフェスペースと、その奥にある工房では、陶芸や和アート、英会話教室の他、月ごとに開催する講座もあります。
「製作した作品の展示や販売会も行っています。皆さん、励みになっている様子です」と能登さん。

例年８月に能代市で開催されてきた能代宇宙イベントでは、ロケットの打ち上げを行う宇宙を目指す全国の大学生が集まります。『夢工房　咲く咲く』では、ロケットの組み立て場所として、工房を大学生に提供しています。

「新型コロナウイルスの影響で、イベントは中止となっていますが、例年、東海大学の学生が咲く咲くでハイブリットロケットを組み立て、打ち上げています。私たちも、地域の食材を提供するなど、応援しています」

話を聞けば聞くほど、企画があるところに能登さんあり、と感じたラジパルスです＾＾

こちらは、『ときめ木マルシェ』。

年に５回、日曜日にまちなかの通りを通行止めにして開催しています。今年は、新型コロナウイルスの影響でお休みもしましたが、開催時には、さまざまな出店が並び、こどもから年配の方までが楽しめる企画に広げてきました。

「農産物、海産物、手作り作家の作品の販売、これらから起業する人のチャレンジの場ともなるマルシェとして広がり、能代市外からもお客さんが来るなど、人と人の交流が生まれています」と能登さん。

そして、１１月１３日（土）には、能登さんが実行委員会の代表を務める能代市中心部でのイベントが開催されます！『のしろまち灯り』です。

町を明かりで彩ってにぎわいを作ろうと２００７年に始まり、回を重ねてきました。

「能代のこどもたちや、支援学校の児童、生徒が製作したろうそくなどで夜の街を照らします。また、能代のべらぼう凧を、杉の木の短い丸太にあしらった灯籠型の明かりもあります。約５００個の灯りが、能代中心商店街を照らします」

町に明かりを灯すように、能登さんご自身が、作り出してきた街中の明るさは、数えきれないほど✨✨　こうして能登さんが動かしてきた中で、人の輪が広がっています。笑顔も明るい能登祐子さんに、ぜひ、能代市上町『夢工房　咲く咲く』を訪ねてお会いしてください！「のしろまち灯り」の明かりも目に映してみてくださいね✨

【夢工房　咲く咲く】
〒０１６－０８１７　能代市上町８－２１
利用時間：午前９時～午後１０時
ランチタイム：１１時３０分～午後３時
定休日：日曜・祝日
電話：０９０－２２７９－４４９２