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2020年9月25日

にかほ市大竹地区「いちじく」収穫スタート

2020年9月25日(金)ラジパルスかおり取材

今シーズンの収穫が始まったと聞いて!いちじくの栽培が行われているにかほ市大竹地区をお訪ねしました!「北限のいちじく」とも呼ばれ、実りを待っている方も多い「大竹地区のいちじく」

今年3月には、国が行う「地理的表示(GI)保護制度」に認証されました。
まさに大竹地区の風土や伝統が育んだ地域の特産品です。地域だからこその実り!

お話を伺ったのは、大竹地区の「いちじく屋」さん「佐藤勘六商店」佐藤玲さん。
大竹地区で収穫されたいちじくの加工と、地酒の販売を行っています。

「9月20日過ぎ、いちじくの目揃え会を行いました。いちじくの出来は、少し遅れ気味ですが例年並み!まずまずの実りです」

目ぞろえ

見てる

大竹地区で栽培されいてるのは「ホワイトゼノア」という品種です。寒さに強い品種で、小ぶりで実がしまっているという特徴があります。
「集落のおじいさんに聞いたら大竹地区では昭和初期、生まれた頃には、いちじくの木があったよと話していました。昭和40年くらいから本格的に栽培始まり、その歴史もあり今回GIの認定になったのだと感じています」

中身

佐藤勘六商店では、大竹地区のいちじくで「いちじくの甘露煮」を仕上げています。収穫してすぐ、加工していくのだそう。
「いちじくは足が速いので、収穫してすぐ出来るだけ早く加工したいと思い、畑から近い場所で分けてもらっての加工を行っています」

口にすると、いちじくの香りがいっぱいに広がり!甘さと、口当たりがたまりません~~☆

加工が始まると、佐藤勘六商店からはいちじく加工のいい香りが集落に広がるのだそう。
佐藤勘六商店では、水を使わない仕込みを行っています。「うちはたくさんのいちじくを使っているので、いちじくの果汁を使って甘露煮を仕込んでいます。袋に入っている甘露煮の粒が5粒なら、その粒を仕込むのに数千粒からのいちじく果汁が入っています。シロップも、ヨーグルトにかけたり、ピザにかけたりするなど最後まで味わっていただきたいと思います」

いちじくの甘露煮は、大竹地区では保存食として受け継がれてきた地域に根付いた食文化と話す佐藤さん。
「この季節はいちじくだね」といちじくを味わう 地域の食文化を、この先に繋げていきたいと考えています。

会話

2016年からは、マルシェイベント「いちじくいち」が開催されてきました。
大竹地区のいちじくを主役に、美味しさと楽しさを広げたイベントには毎年5千人ほどの人が集まってきたのだそう!


                  佐藤勘六商店HPよりイベントの様子

「いちじくいち」今年は10/18(日)オンラインでの開催が決定。いちじくの販売も、計画しているという事です!
詳しくは今後、公開されていくということ。「いちじくいち」で検索してくださいね!

大竹地区のいちじくの収穫はこれからが本番!いちじくや、甘露煮についてのお問合せは、佐藤勘六商店まで!

店

〒018-0322 秋田県にかほ市大竹字下後26
TEL:0184-74-3617 E-mail:info@kanroku.jp
営業時間:9:00~18:30 定休日:日曜