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2020年9月18日

スクールファーム河辺「夏イチゴ」

2020年9月18日(金)かおり取材

秋田市河辺にある「障がい福祉サービス事業所 スクールファーム河辺」におじゃましました。
閉校となった赤平小学校の校舎を事業所として、障がいのある25人の方が農作物の栽培を行うなど
農業と福祉の連携に取り組んでいます。施設内にある3色LED光源による完全屋内型工場「LEDきらめき菜園」でイタリアンパセリや、スイートバジルなどのハーブなどを栽培するほか、施設の外に設置したハウスで!
今、収穫を行っているのが「イチゴ」です!

スクールファーム河辺 代表 曽我祐一さんにお話を伺いました!
「今、収穫しているのは 夏秋いちご なつあかりという品種です。果実がとっても大きくて、実が柔らかく、酸味と甘みがある美味しいイチゴです」

スクールファーム河辺では、今年はじめてイチゴの栽培をスタートしました。

「障がい者さんに農業に取り組んでもらうということで、出来るだけ長い期間収穫できるもの。作業の楽しみがあるもの。毎日、作業があるもの。という作物を探していてイチゴに挑戦しました。イチゴは、香りが最初に来るので、皆さん、にこにこと作業をされています」


仕分けの作業


イチゴのデータの入力作業

旧赤平小学校から歩いてすぐの場所に設置されたビニールハウスには、6列750株のイチゴが並んでいました。

「イチゴは、仙北市ストロベリーファームから苗の提供、技術指導を受けました。今年は、新型コロナウイルスの影響で一緒に作業をすることが難しかったため、毎日 写真を送るなどして指導してもらいました。初めての栽培で、うまく実るか心配でしたが、6月ころから出荷できるような大きさのイチゴになってきました!イチゴが実ったことを知った秋田市御所野の洋菓子店『お菓子の郷ジロー』さんから、イチゴを使いたいと声を掛けてもらい、ケーキに使ってもらうことになりました」

また、ほしい方の手にも届くように、ケーキの飾り用などに予約制で販売することを決めたのだそう。

8粒が上品に並ぶ「Babyなつあかり」
予約を受けて秋田市民市場の「あいば商店」に並べるという事です。

予約などは、スクールファーム河辺で受け付けています。
電話:018-882-5128


「LEDきらめき菜園」
利用者さんも、働く喜びを感じながら、イチゴの栽培に手ごたえを感じているという曽我さん。
農福連携の取り組みからの「実り」が、より鮮やかに見えたラジパルでした!