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2020年7月27日

ふるさと独り芝居「捨て犬の報酬」を終えて

ゆみこです。昨日7月26日(日)に千秋公園と本荘公園を会場に、由利本荘市出身の俳優 真坂雅さんが約30分の独り芝居を行いました。

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千秋公園の二の丸で行われた回では東屋の横をステージに見立てて通路を挟み、芝生側にお客さんがお互いに距離を保ち観覧する形となっていました。

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上演された演目は3年前から真坂さんが独り芝居として演じてきた「捨て犬の報酬」。

~あらすじ~
雨の中 裏路地で拾われた幼い捨て犬はその1年後再び捨てられてしまう。
それから16年。幼い捨て犬はみじめな老犬となるが、捨てた主人への復讐を果たすため、
老犬はどんな褒美でも与えられるというバーミンガム闘犬武闘会に参加し優勝をする。老犬がただ一つ望む褒美は、闘犬武闘会を開催するバーミンガムの命だった・・・

優勝した老犬、子犬、子犬を拾った男・・・と3役を公園の一角で演じた真坂さんですが、その時の感情を素直に表現する俳優さんで小道具で使用した布を歯で切り裂いたシーンがありました。
・・・が、なんとこの時に前歯の詰め物が取れるというハプニングが起こっていたそうです。

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野外という場所での公演はこちらが予想もしていないことが起こったりするものです。
その一つが、まるで真坂さんが引き寄せたかのように風が通り抜けた瞬間。
そのリンクに鳥肌がたちました。

かなり蒸し暑く、観客も汗を拭き拭き、喉もカラカラになるような中
蒸された木の香りが一瞬しました。クライマックスの場面だったので、何とも言えない感情になりました。

最後に真坂さんが大きく犬の鳴き声をあげる場面で・・・
ちょうど真坂さんの真後ろをお散歩中の犬が通り、真坂さんの方を意識しているかのように視線を送るという偶然が。
観客は2頭の犬を見て、終演。。。

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「来てくれた人のために自分の体がある」
「劇場のようにコントロールがきく場所ではないから、自分自身何が起こるか分からない野外。
だからこそ見る人によってはいろんなことを相乗効果として得られるのならば、物語の魅力は数倍にあがる。
そこがおもしろいところだなと感じた。」と真坂さん。

秋田の演劇にも関わっていきたいし、一緒にもの作りをしたいなと感じているそうで
ご自身で企画書も作っているそうです。
俳優 真坂雅さん。今後も目が離せない存在だなぁと感じました!!

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