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2019年10月30日

あきたの伝統野菜「焼畑 火野カブ」~にかほ市~

かおりです!
にかほ市 平沢地域に受け継がれてきた「秋田の伝統野菜」を
お訪ねしました!
秋田の伝統野菜、現在30品目があげられています。
どれも、長い歴史の中「その土地ならではの食文化」として
受け継がれてきました。
その土地固有の!個性のある野菜に会いたくて、
これまで、ラジパル中継では、秋田県内の生産現場をお訪ね(追っかけ)
してきました。
今日は、お訪ねナンバー 30!(コンプリートです☆)
秋田県を代表するような 伝統野菜のひとつでもあります
にかほ市の伝統野菜「火野(カナ)カブ」の生産現場を訪ねました!

2ショット

迎えてくださったのは「カナカブ」の栽培と、加工を行っている
にかほ市平沢の農産物直売所「百彩館」
利用者協議会 会長 小松欽一さんです。
 
「カナカブ」は、10~15センチほどの細長い 大根のような形を
しています。味は、力強く!
白く美しい皮!皮に辛みがある!パリっとした歯ざわり!
の三点セットが特徴です。

カナカブ
   
カナカブは、10月下旬から11月に収穫を迎え、
漬け込まれて「火野(カナ)カブ漬け」となります。

火野カブ

火野カブ漬けに 使用するのは 塩、砂糖、酢、のみ。

つけ始め

その味わいを大切にするため
伝統野菜漬け込み技能士の認定を受けたお母さんが 加工を行っています。  

伝統士

パリパリとした 漬物の味わいと辛み!
「一度 口にしたら、次の季節にはまた、食べたくなる」と
人を惹きつけています。

美味しさ!それは手を掛けた「この場所だけの栽培」にありました。
カナカブは、にかほ市平沢 山間の傾斜地に火を入れて
焼き畑で栽培されています。

燃えてる

毎年、8月中旬 消防に届け出て、細心の注意を払い
斜面上部から火を入れて、真ん中に炎が進むように行うそう。

傾斜で焼く

夏の暑さ真っ盛りの中、焼き畑を行う 過酷な作業です。

重機で

しかし、過酷な作業は、傾斜地を切り開くところから始まります。
焼き畑としていくのは、このような 雑木林の 傾斜地!

雑木林

蛇に出会ったり、ハチの大群との遭遇があったり 開墾には危険も伴います。
手に出来た血マメが、タコになるまで 機械や手作業で 傾斜地を
切り開いていくのだそう。
刈り取った 草や低木は、2週間ほど乾燥させ火を入れていきます。

焼き畑で出来た灰を土と共に耕すことで、肥料になっていきます。
そのため、無農薬無化学肥料で 栽培していくのだとか。

芽が出たよ

また、一度開墾したら、次に畑にするのは、別な傾斜地です。
火を入れたときに灰になる低木や草木が必要なため、
同じ畑での栽培は5年のサイクルになるのだそう。
そのため、種を植える前には、毎年 開墾を行っているのです。

景色

手間のかかる栽培のため、栽培に取り組む方は少なくなっています。
味の良さと、その人気から 小松さんも 増産を考えていますが、
栽培を増やしていく取り組みは、なかなか難しいのが現状です。
それでも「この味わいをなくしたくない」
その思いで小松さんをはじめとする「百彩館」利用者協議会のメンバーが
毎年、栽培を行っています。

インタ

こちらは、カナカブの花

花

平沢地区の傾斜地には、こうして 菜の花のような花が咲きます。
小松さんは、他と混じらないよう、気を付けて
毎年、種を採り、次の栽培に繋げています。

こうして、毎年、栽培を続けてきた にかほ市の伝統野菜「カナカブ」      
10月下旬から、収穫を迎えます。

カブ

生育状況を見ながら、1本ずつ手作業で 収穫していくのだそう。
傾斜地での収穫も、また大変な作業です。

収穫された「火野カブ」は、茎の部分を取って
1本ずつ手洗いし、ひげ根を落とします。
皮は剥かず白い外皮を 傷つけないように気をつけて作業していくのだそう

つけてる

その後10日間 じっくり 漬け込みに入ります。

こうて、たいへんな作業に、手を掛けながら、昔ながらの味を伝承し
栽培に取り組んでいることを目の当たりにしたラジパルです。
供給が追い付かない。という現状もある ということ。
この土地だけの味が、絶やされることなく
受け継がれることは、他に変えられない ここだけのものを
守ることになるのですね。

考えてる小松さん

ひとつ、ひとつ、大切に手に取って、味わい この先に繋げていきたい
伝統野菜だと感じました。
百彩館には、焼畑「火野カブ」の取り組みを紹介するコーナーもあります。
その味わいと共に、ぜひ、出会ってみてくださいね!

百彩館
にかほ市平沢 国道7号沿い