かおりです!
世界遺産 白神山地の麓 藤里町には、山の中
その清らかな水で育まれる本ワサビがあります!
藤琴川に沿って走る道を、岳岱自然観察教育林の方!奥へ奥へと
進んだところに位置する横倉集落で 市川サツさんが育むワサビです。
木々に囲まれた山の中、
山の岩の間から湧き出る水を引き込んだワサビ田が並んでいました。
ワサビは、2年育てて収穫になるのだそう。
ワサビ田の手前には、苗の生長を待つ 若いワサビが育っていました。
栽培に 肥料や農薬などは一切なし。
白神山地の水だけで育まれています。
市川さんは1年を通して、このワサビ田で、ワサビを栽培しています。
雪の深いときも、通っているのだとか!
収穫されたワサビは、東京のレストランや、料亭などに
出荷されていきます。
「これでなくては!」という料理人をうならせる味となっているのだそう。
そして、このワサビ田にはそういった料理人たちが
「しょっちゅう見に来るよ」とのこと!
市川さんは、収穫し、この場ですりおろし、味をみてもらうのだとか。
私も、採りたてをひとつ いただきました☆☆☆
鮫皮ですりおろすと、柔らかい緑色が広がります。
そして、ふわっとあがってくるワサビの香り!
ツーンがやわらかく、そして、ワサビのいい香りが広がります!
山の風を含むかのような、爽やかな香り!
甘くて!辛くて!やさしい味です☆
市川さんは、ワサビをここで栽培して30年になるのだそう!
12月で 御歳 80歳になります。
愛犬と一緒に 棚田を目にする山道を進み、ワサビ田の中を軽やかに
動く市川さん。
これまで、1人で、栽培してきましたが、
今年からは、お嫁さんが 跡を継いでくれることになったのだとか!!
「お母さんが、ひとりで出来るようになるまで、一緒にやりたいと
思っている」とにっこり。
跡を継いでくれるお嫁さんを 頼もしく思う気持ちが
やさしい表情にあふれていました。
市川さんの栽培する「藤里町の本ワサビ」は、
お刺身などと味わうのはもちろん!!!
そうめんなどに絡めても美味しいそうです。
また、茎と葉も全部食べられます!!
茎と葉は、刻んで耐熱性のビンに入れたら、熱湯を2/3ほど注ぎ 蓋をしめます。
そのまま冷水で瓶ごと冷やして冷蔵庫へ。
次の日、瓶を開けると、ワサビのい~~い香りが立つのだそう。
ちょっとお醤油かけて、ごはんに、豆腐に
おいしいの、とのこと!!です☆☆
毎日とはいかないそうですが、市川さんのワサビは、
藤里町にある直売所「白神街道ふじさと」に並ぶそうです。
また 白神山地世界遺産センターの横にある「白神山地 森のえき」では
自分ですりおろして、ソフトクリームに添える「ワサビソフト」があります。
こちらで使われているのは、市川さんのワサビだということです。
白神の豊かな自然と、清らかな水、市川さんの丁寧な栽培で育まれた
「藤里町のワサビ」みなさんも☆出会ってみてくださいね!
白神街道ふじさと
秋田自動車道二ツ井白神ICから約14分
JR二ツ井駅から車で約12分
藤里町矢坂字上野蟹子沢85-6
営業時間:9:00~17:30(3~10月)9:00〜17:00(11~2月)
定休日:毎週水曜日
問い:0185-71-4114
白神山地 森のえき
山本郡藤里町藤琴里栗38-2
営業時間:9:00~17:00 ※食堂は11:00~14:00
定休日:木曜日
問い:0185-88-8021