かおりです!
桜の花が開きつつある能代市に
「開き具合が 気になるお店」があり、おじゃましました!
能代市西赤沼にある「KitchenFactory リアン」です。
4/1にオープン!
したそうですが……実は「半開き」なのだそう^^
中には、野菜やお弁当、パンや加工品などが並びます。
買っていかれるお客様の姿も!
なのに「なぜ? 半開き?」
応えてくださったのは、KitchenFactory リアン 代表の谷 里美さん。
「実は、まだ、商品を置いていない棚があるのです」
振り向けば、広い店内の一方には、棚のみ たたずむ場所が。
KitchenFactory リアンでは、お弁当やお惣菜の販売を手がけ、配達も行っていますが
お店のある地域「西赤沼」で結ばれた
「協定=パートナーシップ!」によって
お店の中には、今後、多くの商品がプロデュースされ、並んでいく予定
なのだそう!
リアンの店頭プロデュースを担当しているのは
能代市で、オーガニックにこだわり
人を惹きつける野菜づくりを行う農家 オオヤマファームの大山真士さん
大山さんは、ご自身を「百姓商プロデューサー」と名付けています。
野菜やお米の栽培に取り組みながら、インテリアの仕事に関わった前職
のセンスを活かし、実にさまざまなアイディアで
これまで、多くのワークショップや企画に取り組んできました。
KitchenFactory リアンの すぐ近くで 農業に取り組む大山さん。
リアンのドアが開くのを知り
お店を、畑から直接 野菜を運べる 直売所として!
また、新鮮な野菜をお弁当に加工して販売できる場所として!
さらに、野菜を使った加工品を作り出す加工所として!!
循環の生まれる場所にしていきたいと考えたのだそう。
棚には、能代のお味噌やさんのお味噌汁をすぐに味わえる「カップ味噌汁」や
2合のお米がキューブ型となって並ぶ「Mai」など
すでに、大山さんのアイディアで商品がプロデュースされていました。
棚に能代の木を加えたり、木のボックスを使うなど
ディスプレイも工夫されています。
お店自体、さまざまな店舗がこれまで 開いてきた場所ということで
刻まれた年月を感じさせていたそうですが
ラジパルの目には、木の木目が美しく映りました。
また、リアンには「Factory」と言う名がつくとおり
奥に、ホテルの厨房のような 広い!厨房がありました!
ここにはコンベクションオーブンのほか
真空パックや、乾燥する機械などもあるのだそう。
この先、リアンには
秋田県内のさまざまな農家さんの野菜や、その野菜を使った加工品を
並べていきたいと 考えているのだとか。
一方で、谷さんご自身は、大学卒業後、30年以上に渡り
社会福祉の仕事をされてきました。
特に、障がい者雇用のお仕事に携わってきたのだそう。
能代を離れ、40年。
ご自身が取り組んできた障がい者雇用の仕組みが出来上がったこともあり、
生まれ育った能代で 経験を生かしたいとAターンで昨年帰ってこられました。
リアンでは、ハンディのある2名のスタッフが一緒に仕事をしているのだそう。
谷さんは、リアンの店舗での商品販売をこの先広げ
障がい者雇用の現場を ここで作っていきたいと考えています。
また、大山さんの畑での作業も入れていきたいと思っているのだそう。
大山さんは、弁当屋×農家のパートナーシップを生かし
「リアン」を ブランドとして
セレクト野菜や、オリジナル惣菜 お弁当や、加工品をさまざま
手がけていきたいと考えています。
さらに、大山さんの秋田県内のファーマーネットワークで
セレクトし、商品棚に並べていきたい野菜も 頭に項目化されて
いるのだとか!
大きな思いを「KitchenFactory リアン」に持つ谷さんと大山さん。
それでも「半開きオープンにしたのは?」
「成長の過程をお客様にも見てもらいたいから」とのこと。
そして、完全にオープン!を目指して
「余白のあるお店」で 人を迎え 新しいものに
この先も出会えるように していきたいのだそう。
「もしかしたら、完全なオープンはなく、ずっと成長過程かも」と
大山さん。
「たくさんの人に来てらもらいたい」と谷さん。
半開きのスタートから、この余白にどんなものが生まれていくのか?
この先も、お店にたびたび足を運びたい!と感じた
ラジパルでした。
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KitchenFactory リアン
能代市西赤沼32-3
営業日:月~金 時間9:30~16:00 定休日:土・日・祝
0185-55-0212
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