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2018年11月7日

あきた伝統野菜「山内にんじん」

横手市山内地域。奥羽山脈に囲まれた山間の地域です。
土が雪に覆われる前のこの時期「山内にんじん」が収穫を迎えます。
この土地で受け継がれ、栽培されてきた伝統野菜です。

3ショット

山内にんじんは、30センチほどの長さになり、色が鮮やか!
香りが強く、甘みが濃いのが特徴です。

ヌケタ

しっかりとした肉質で、煮物にしても煮崩れしにくく味がしっかり!
サラダにすれば、その甘みをより感じられます。

芯まで

お話を伺ったのは、山内にんじん生産者の会 会長の石沢ひでおさん。
副会長の 高階さんの畑におじゃましました!

インタ

山内にんじんは、昭和20年代に山内地区で選抜された品種です。
当時生産がさかんに行われていました。
昭和30~50年代までは、冬場には出稼ぎに行く
男性たちに代わって、女性たちによって育まれてきたのだそう。

畑の

しかし、小ぶりで使いやすく、香りが少ない短人参が市場の主流になり
生産が減少。一時は、生産者が2戸2aにまで縮小されました。
自家採取で受け継がれてきた種を残すのみとなってしまう、
危機的状況にありましたが
2005年に秋田県の伝統野菜にリストアップされたことをきっかけに
横手市山内地域振興局を中心にして「山内にんじん」の復活のための
活動がスタート!
自家採取で残っていた種から、秋田県農業試験場で系統選抜を行い
山内の土地で受け継がれてきた「山内にんじん」としての本格的な栽培を
始めました。

箱

2013年に 生産者30人で「山内にんじん生産者の会」が組織され
2018年現在は、生産者が40戸にまで増えたそう。

今では、秋田県内、秋田市民市場、グランマート、いとく、イオンなどに出荷
されています。

抜いている

長いので、なかなか抜けない~~!

抜いて貰おう

石沢さんが抜くと! ぬけました!!

にんじん

土の中で、力強く育っていたこの姿!!

洗う

石沢さんが、その場であらって、味合わせてくださいました!
生で かじると、パりっとしていて甘みを感じます!
サラダにしても美味しいそう!
温野菜にすると、その味の深みをより感じられるとか。
「離乳食にもおすすめ」と石沢さん。

のぼり

地域での取り組で、生産が復活をとげた「山内にんじん」
ぜひ、その味を 感じてみてくださいね!