今、満開のソメイヨシノとまぶしいほどの黄色の菜の花が迎えてくれる
大潟村の「桜並木と菜の花ロード」
毎年 咲きそろう菜の花は、自然に花を開くわけではありません。
実は、手を掛けて管理をしている方々がいらっしゃいます。
大潟村「耕心会」の菜の花 管理の皆さんです。
「耕心会」は、入植第一世代の方々で構成されていて、次へ代を譲った方が
「田畑の次は、心を耕そう!」との思いを込めて名前を付け
大潟村の景観作りに取り組んでいます。
土を耕してきたプロが、手を掛けて育てているのが
「桜と菜の花ロード」全長11キロにも及ぶ、菜の花です。
毎年、10万人以上が訪れ、その人々を魅了する黄色のじゅうたんは、
「耕心会」の菜の花担当10名によって、1年を通して管理されています。
お話を伺ったのは、
「耕心会」会長の河村憲孝さん、景観部長の工藤丈夫さん、田口昭治さん。
菜の花は、9月中旬に種をまき(今回は昨年9/19に播種)
追肥をしたのち、越冬、雪解けと共に追肥と、こまめに手を掛けています。
そして、実は、この種まきの前には、連作障害を防ぐため 一度 別な作物を植栽しています!
菜の花が咲き終わったら、一度、刈り取りをし、
「ネマコロリ」という連作障害を防ぐためのマメ科の植物を
11キロの両脇 すべてに 植えているのです。
夏に「ネマコロリ」が成長し、花を咲かせ(黄色い花なのだとか)たら
再び、刈り取ります。
その上で、耕して、9月に 菜の花の種を 11キロの両脇に蒔くのです。
そうして、冬を越して、春、菜の花は成長し黄色を満開にさせます。
まさに、「耕心会」の皆さんの力があってこそ!の開花なのです!!
咲きそろった菜の花の姿を見ると達成感を感じると、「耕心会」の皆さんは声を揃えていました。
また、桜と菜の花まつりの期間中に行われる
SL列車が運行する菜の花畑の管理や
菜の花の摘み取り体験も「耕心会」が行っています。
おまつりで、菜の花の摘み取り体験をされた際には
「菜の花の縁の下の力持ちのお父さん方☆」の顔を
しっかり、目にしてくださいね。
そして「耕心会」のみなさん、素敵な景色をありがとうございます!!