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2016年3月3日

商家に伝わるお雛様~秋田市大町 野口家のお雛様~

今日は桃の節句。ラジパルは、代々伝わってきたお雛様を大切に飾られている野口千恵子さんをお訪ねしました。

お雛様 01

野口さんはご自宅の蔵の中で茶箱に入っていたお雛様達を、40年ほど前に発見したそう。
土崎湊で古くから回船業を営み、その後、秋田市通町で酒造業を開業した野口家。
元酒蔵だったところに、お雛様たちは眠っていたのだとか。
昭和49年に発見された古今雛は、座り雛の高さが50センチを超えます。
江戸時代末期の作家「原舟月」と記も発見されています。
お雛様の十二単、冠も、息をのむほど華やかです。

お雛様 02

野口家では、内裏雛が16組、その他、三人官女、五人囃、などの人形は120体 飾られています。
享保雛、次郎左衛門雛、古今雛、有職雛の豊かな表情のほか、黒漆金蒔絵の雛道具なども見事です。

お雛様 03

野口さんご自身が飾っていたというお雛様は、防空壕から見つかったものだそう。

お雛様 04

時間を忘れて眺めたくなるお雛様達。
そして、千恵子さんのやさしい語り口でお話を伺えるのが、魅力でもあります。
千恵子さんは大学時代に、有職故実を学ばれたそう。
お話を聞きながら、お雛様達に思いを寄せることが出来る ひな壇の前です。
先人達が思いを込めて作った人形たち。
「古いものを大切にすること。そして、昔のことを知ってもらい、楽しんでもらいたい」と
千恵子さんはお話していました。

ご自宅に飾られた時代雛を目にして、昔から受け継がれてきた「ひな祭り」の祈り、心を感じられたラジパルでした。

野口家のおひなさま (3/3~4/3まで公開)
ご自宅ですので見学はご予約をお願いします!
電話:018-874-9645 (秋田市大町 レストランルセットの番号です)