2022年5月4日(水) かおり取材
卓越した技で多彩な「漆器」を制作されている齋藤國男さん。
漆に向き合って62年。御年80歳でいらっしゃいます。
現代の名工の、漆芸工房におじゃましました。
見せていただいた飾り箱! 漆を塗り重ね、
「研ぎ出し」という技術で模様を出した鮮やかな漆の層に惹きつけられました。
「螺鈿(らでん)」という貝を施した装飾が漆の縞模様とともに、波型に輝いています。
「生駒塗」の修行を経て、ご自身の「工房 齋藤」で漆に向き合ってきた齋藤さん。
「その日、その日の天候によって漆の乾き方も変わります。一日一工程ずつ作業を行う漆。
時間をかけて行ってきて、あっという間に60年になりました」とほほえんでいらっしゃいました。
工房では「お箸の研ぎ出し体験」が出来ます。
名工 齋藤さんが事前に一本一本に7層の漆を塗り重ねて用意した「お箸」を
「研ぎ出し」て完成させる体験です。
工房で、匠の技に触れられる貴重な体験です!
申し込みは 漆芸工房 齋藤まで