2021年6月24日(木) かおり取材
潟上市天王「秋田県立支援学校天王みどり学園」におじゃましました!
小学部、中学部、高等部あわせて116名が学んでいます。
こちらでは、高等部2年生の生徒のみなさんが、この春から「地域発信情報局」という学習をしています。
ABSラジオとしても気になり^^どんな取り組みかお話を伺いました。
高等部2年生のうち、今日は5人の生徒さんがラジオで紹介してくれました。
「地域発信情報局」の学習につながる取り組みは、昨年から行われていました。
昨年度、高等部に入学した皆さんは、新型コロナウイルス感染症の影響により入学して3日目で休校を体験。
そこで、学校再開後「コロナ撃退プロジェクト」という学習をスタートしました。
学習では、アマビエの妖怪などについても調べ、その中で、地元 男鹿のなまはげについても注目しました。
「なまはげは、厄災を払い人々の健康や幸せを願っていることを勉強しました。」
なまはげについての学習成果は、今年4月、道の駅男鹿 オガーレに展示され、みなさんは観に行ったそうです。
(写真:天王みどり学園より)
「オガーレには様々な秋田の特産品があり、自分たちも知らなかったおいしいものがたくさんあることを知りました。その中でも、いぶりがっこ、しょっつる、男鹿の塩については、聞いたことがありますが、実はよく知らないことに気づきました。」
そこで、みなさんは「いぶりがっこ」「しょっつる」「塩」のグループに分かれて調べ、生産者の方へのインタビューを行いました。
「いぶりがっこ」について調べた際には、天王みどり学園の生徒や先生方へのアンケート調査も実施!
「いぶりがっこはいぶすのに3~4日、漬けるのに2ヶ月と、大変時間を掛けて作っていることが分かりました。アンケートの結果では、知っている人が75%、好きな人が約50%いることがわかりました。味についての意見も聞きました。いぶりがっこを使ったレシピもたくさんあり、味の良さをもっと知ってほしいです」
しょっつるについて調べたことを聞きました🎤
「しょっつるの歴史、原材料、意外なレシピについて、本やインターネットで調べました。男鹿の諸井醸造さんのホームページでは、しょっつるを使ったレシピが紹介されていました。意外な使い方として焼きそばの味付けに使ったりしょうゆの代わりにお刺身につけたり、ステーキにスプレーしたりするということでした。」
塩グループの方も、電話で取材をしたそうです。
「塩の歴史を本で調べたり、私たちの地元 男鹿にある塩の生産者、男鹿工房さんの方に電話インタビューをして、どのように作られているか伺いました。男鹿工房さんの塩は、塩のしょっぱい味はしますが、後味が甘かったのが不思議でした。」
塩グループでは、男鹿工房さんにインタービューしたことを元に、なんと「塩をアピールするCM」を制作しました!
みなさんの声が活きた音声CM!!
ラジパルも、スタジオも思わず「すごい!!」と声が出ました。
最後、みなさんに「地域発信情報局」の学習に取り組んでの感想を聞きました。
「電話インタビューを通して、塩を丁寧に作っていることを知り感動した」
「塩、しょっつる、いぶりがっこ、みんな共通して塩が使われていて、長期にわたって保存することができます。雪国秋田だからこそ、塩を活用して各家庭で作られ、それが特産品になったことがおもしろいと思いました。」
「秋田の塩、しょっつる、いぶりがっこについて、存在は知っていても歴史や由来など、深く知らなかったことが多かったので、まずはみどり学園の生徒や家族に、私たちの調べたことを発表して知ってほしいです。」
今日のラジパル中継は、天王みどり学園でラジオ生放送の「校内放送」として放送されました。
明日は、校内発表が行われるそうです☆
「自分たちが調べたことを、たくさんの方に伝えたい」
その思いと、みなさんの、まっすぐなまなざしには、まさに「地域発信情報局」!!
心打たれたラジパルでした!
マイクを向けてお話を聞きながら、学ばせてもらいました!
みなさん、ありがとうございました!
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追伸
天王みどり学園のみなさんが、ラジパルに校内発表の様子をその後、教えてくれました!
工夫ある発表の様子! ですね☆