2020年12月4日(金)かおり取材
昨年、大館市に移住した 料理人の塩原俊介さんを追い掛け!お訪ねしました。
今日は、塩原さんが教える料理教室が大館市上川沿公民館で開かれていて、終わったばかりの調理室からの生中継!
塩原さんは、イタリアンのメニューを手掛ける料理人です。
東京で7年ほどシェフや料理長を勤め、奥さまの出身地、大館市に昨年春に移住しました。
結婚してお子さんが生まれたことで、子育てをしやすい環境を考えたのだそう。また、ご自身の料理の力を広げていける「大館ならではの良さ」を感じ、拠点を移すことを決めたのだとか。
お子さんは、5歳、3歳、0歳の三姉妹!「一緒に遊ぶ時間を作るなど、仕事との両立が出来ているのがうれしいです」
塩原さんは、大館に来てから料理教室の開催や、お客さまのご自宅で料理を提供する秋田では珍しい「出張料理」を行ってきました。
出張料理は、塩原さんがお客さまのお宅を訪問し、台所で料理を作るスタイル。コース料理での提供や、人数によっては大皿料理での提供を行っています。出歩くのが難しい方、ご高齢の方、お子さんがいる方なども「ご自宅で特別な時間を過ごすことが出来る出張料理」は、毎回、お客さまから喜びの声が塩原さんに届いています。ご自身も、お客さまの表情を間近にして、特別な思いを感じているのだそう。
写真HPより
こうした取り組みを続けてきた塩原さん。今年の8月には、大館市大町の木造平屋のブース型店舗が並ぶ「ハチ公小径」にお店を構えました。
お店の名前は「Tre Sorelle」(トレソレッレ)」
イタリア語で「三姉妹」という意味です。「こどもたちも、お店も、成長し愛される存在になっていけたら」との思いを込めました。
カウンター6席の店内。お客さまは、塩原さんが料理をする姿を目の前にして、完成までの香りや動きを感じながら味わうことができます。
時には、立ち上がって料理の様子を見る方もいるということ^^。
コース料理(HPより)
(サーモンと柿のカルパッチョ)
塩原さんは、秋田県内の旬の食材や、これまで東京でシェフを勤めてきた際のネットワークから全国の旬の食材を料理に使っています。
現在は、ランチ、ディナーを予約制にて行っています。
「料理を出すときには『こういう食材を使っています』『味付けにしょっつるを使っています』などお客さまと話が出来るのがいいですね。美味しいという声を直接受けられるのも、うれしいです。お客さまの声にも応えたいと思っています」
また、塩原さんが出店したことで、ハチ公小径には3年ぶりにお店に灯りが灯りました。「お店が開いたことでハチ公小径でのイベントが開催されるなどイベントの日は活気があふれるようになりました」と塩原さん。
にぎわいが生まれています。
料理教室を行った今日も、夕方からは、お店でディナーを行うということ。「料理教室では、旬の白菜を使ったシーザーサラダと、鶏肉の赤ワイン煮込みを皆さんと作りました。今日のディナー、メインは牛肉です。また、りんごやミカンも使っていきます。手打ち生パスタをディナーで提供することも多いです」
「お客さんと、お話をできる料理教室、出張料理、お店、どれもこの先続けていきたい。と今は考えています。こどもたちの料理教室も開催していきます。畑を訪ねたり、自分でも作ってみるなど、この先、農家レストランのようなスタイルも目指していきたい」
写真 塩原さん提供
塩原さんの料理で味わう「特別なおいしさ」は、人と人のつながりや、地域の魅力をより一層、響かせてくれそうだと感じました。
今月は、クリスマスディナーも行われます!現在はほぼ予約が埋まってきているということです。
料理教室や、出張料理、ランチやディナーの予約について詳しくは「Tre Sorelle」(トレソレッレ)」ホームページをご覧ください!