2020年11月25日(水)かおり取材
五城目町上町通り沿いに開いたお店「すずなり」
もともと靴屋さんだった店舗を半年かけてリノベーションし、革製品の工房&ショップとして11月1日にオープンしました。お話を「すずなり」小松田 靖之さんに伺いました!
お店の中は、靴を脱ぎ、けやきの木の床に上がるスタイル!
「仲間たちのべ30人が協力してくれて、自分たちの思い描いたスタイルに仕上げました」
(写真 すずなり facebookより)
どこかレトロで、居心地よく、おだやかな雰囲気!
木の棚に並ぶのは、小松田さんが、デザインから縫製まで手掛けた財布、名刺入れ、キーケースなどの革製品です。
奥は、工房です。小松田さんが製作される際に使う道具たちも並びます。
壁に掛けられているのは「刃型」 革の抜き型です!
小松田さんは、イタリア産や国産の革から、ご自身がデザインされた工夫ある小物を作りだしています。
こちらは「Uとto(うとと)」
お金やカードを入れる内装部分と、外装の革が、着脱出来るように工夫され「着せ替え」をすることが出来ます!
気分やライフスタイルに合わせて、お財布の外装を選び、着替えることが出来る小松田さんオリジナルのデザインです。
留め具がスナップのデザインや、ラウンドジップのものもあります。革の色も多彩です!
3つの大きさが登場しています。
(大きさ中『こども財布』)
(大きさ小 赤ちゃん財布)
「『Uとto』は『家族でシェアできるお財布』としてスタートしました。娘さんからのお下がりで外装をお父さんが使う。そんな光景が頭に浮かんで『家族の絆を深めてくれる良いツールになるんじゃないか』と生まれました」
こうして、センスあるお財布などを製作される小松田さん。実は、はじめから職人さんとして動いてきたのではありません。生まれ育った秋田市から高校卒業後、岩手県へ移動。製薬会社のサラリーマンとして8年間お仕事をされてきました。26歳で秋田に帰郷。趣味として製作していた革製品に本格的に取り組み始めました。その技術は独学で高めていったのだそう。
これまでは、秋田市の自宅に工房を構え、インターネットで販売を行っていました。小松田さんの創り出すお財布は人気となり、海外のお客さまへも届けられています。
「お客さんとゆっくり過ごせるお店を持ちたいと思っていました。県内あちこち行きましたが、五城目町は、環境がよくものづくりの風土があるので気に入り移住して店舗と工房を構えました」
現在は、15種類ほどを手掛けています。
また、ワークショップなども開催し、名刺入れや、野球ボールなどを製作できるのだそう!
名刺入れには、オリジナルのメッセージを入れた「仕切り」を入れることができます。
「お客さまに出会え、同じものづくりをしている仲間と何か企画するなど、これからいろいろ考えています。店舗完成まで集中して製作できなかったのでまず、作りたいです^^」
「すずなり」 たいせつに使いたくなる ひとつに 出会える場所です!
小松田さんとのお話も魅力! 時間をゆっくりと取って訪ねてみてくださいね!
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すずなり
五城目町上町通り沿い
問:080-5556-5007
月曜・金曜はお休みです
2階は 無垢の椅子とテーブル作っている「WOOT」 倍賞迪人さんの家具が展示されています!