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2020年9月14日

農福連携の取り組み~大潟村 佐藤千穂さん~

2020年9月11日(金)放送
大潟村の農家 佐藤千穂さん。佐藤さんは、農業と福祉の連携=農福連携に取り組み、障がい者就労施設「サポートつくし」の利用者さんと共に作業をされています。

佐藤さん

おじゃましたのは、佐藤千穂さんのトルコキキョウのハウス。
今日は、サポートつくしから6名が職員の方と来て作業をされていました。

歯をとる作業

花を摘む作業

草取り

トルコキキョウの葉を取って整えたり、加工用に切った花を箱に収めるなどの出荷作業をされていた皆さん。
仕事が進むと、草取りやカボチャ畑の片づけなども行っていました。

佐藤千穂さんは、ご夫婦で農業に取り組んでいます。
主に田んぼを旦那さんが手掛け、千穂さんはトルコキキョウとカボチャ栽培を担当。
このうち、カボチャとトルコキキョウの全工程、田植え作業で農福連携に取り組んでいます。
「農福連携というと、農業+障がい者とイメージされるかもしれませんが、うちでは、福の部分の幅がもう少し幅広く、障がいがある方はもちろん、人生にちょっとつまづいて社会復帰の練習中の方、完全フレックス制・ドタキャンありでないと働けない方、80歳の高齢者など、さまざまな人と一緒に働いています」

千穂さん

佐藤さんが、農福連携を考えたきっかけには、ご自身の経験があります。
「私には、子どもが3人いまして、上の2人が睡眠障がいになり学校に行くのが大変な状況になりました。家の中が負のエネルギーでいっぱいになる中、ある日ふと『負でも‛エネルギー’こんなに湧くなら別なことに使えないか』と思ったんです」
佐藤さんは、学校に行けずにいた子どもたちを、花のハウスに連れて行って一緒に作業をしました。ハウスで動く子どもたちの様子に「学校や仕事に行けなくても仕事ができないことはない。仕事はできるし、やりたいと思っている」と感じたのだそう。そして「こうして苦しんでいる人と一緒に花を作ってみたい」と考えました。

「農福連携」という言葉は、その時まだ知らなかったという佐藤さん。
少しずつ、いろいろな人に花の畑に来てもらい、一緒に作業を行うようになりました。
取り組みをスタートして4年になります。
「こうして、一緒に仕事をして感じるのは『楽しい!』ということ!みなさん仕事が出来る喜びにあふれ、まじめで一生懸命やってくれます。1人1人がユニークで皆で働くのが大好きです」

ハナ

ラジパルの「忙しい農作業の中みなさんの特性を活かして一緒に作業をされることを考えるのは大変なこともあるのでは?」の問いには
「始めは、何が何だか分からないところからスタートし運営していましたが『作業の見える化』に取り組み大きく変わっていきました」とにっこり。

「見える化」とは「見れば誰でも作業できる」という方法!

作業した花

こちらは、出荷用に丈を短くしたトルコキキョウ。
出荷作業として箱に並べますが、花を挿していく場所、挿さない場所が、ひと目で分かります。

見える化
                  (刺さない場所はテープで塞いである)

こうした「見える化」の方法を、佐藤さんは「秋田県次世代農業者経営ビジネス塾」で学んだことで大きく変わったのだそう。

ハウス

「経験がない人でも間違えない方法を考えることで、結果として全員の作業スピードがアップすることが分かりました。とにかく、みなさん一生懸命に作業を行い、頼んだことは快く引き受けてくれます。みなさんと一緒に作業をすることで、私自身も『もっと頑張ろう』という一番大切な気持ちやエネルギーを日々もらっています。収穫量も上がりました。今年からトルコキキョウのプリザーブドフラワーの加工の練習も始めました!しっかり練習してこの先、製品化していきたいです」

集合

最後に佐藤さんのお花の前でパチリ!
(左から佐藤千穂さん、農福連携サポートつくし 職員 本川友美さん、プリザーブドフラワーの先生 フラワートの渡邊マリ子さん)
中継の様子を、佐藤さんが農福連携を考えたきっかけとなった娘さんが、やさしい笑顔で見守っていたのも印象的でした。

農福連携の取り組みについて詳しく聞きたいという方は

大潟村 農福連携サポートつくし
電話:0185-27-8535