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2019年9月5日

駒じょプロジェクト~藤里町~

かおりです!
9月7、8日は、藤里町の鎮守 浅間神社の例大祭です。
祭典では、藤里町に受け継がれてきた伝統芸能「藤琴豊作踊り」が行われます!
藤里町には、この「藤里豊作踊り」の「駒踊り」を愛して止まない
女子たちがおります!その名も「駒じょプロジェクト」の皆さんです。
藤里町役場の前に開くコミュティースペース
「かもや堂」に「駒じょプロジェクト」のメンバーをお訪ねしました!

集合

メンバーは5人!みなさん、仕事にも育児にも!力を出すママたちです。
世間話をする中で!「藤琴豊作踊り!駒踊り」っていいよね~♡♡♡」と
そのトキメキを共有したのだそう。

「藤琴豊作踊り」は、大名行列をかたどった行列です。
特に、馬を模した木彫りの衣装をまとった馬上の武士が
戦の出陣の様子を演じ 声を上げて、踊りながら町内を練り歩く
勇壮さや優雅さは、観る人を惹きつけます。
獅子舞や奴踊り、棒使い、そして駒踊りと称される馬上の武士は
秋田県無形民俗文化財です。

町の

(写真 藤里町のHPより)

歴史は古く、今から410年ほど前、秋田藩主 佐竹義宣公が、
水戸からお国替えをする際
義宣公の道中の退屈をお慰めするために行われた
家臣の道中芸 が源と伝えられています。
町内2つの保存団体で継承されていて、少しずつ衣装や踊りお囃子が
違っているのだそう。

駒踊りの威勢よく飛び跳ねる姿や
町が一体となってお祭りを継承し、町民も見守りながら祭りが進む時間に
特に、町外からお嫁に来たメンバーは、釘付けになったのだとか!!
さらに
自分たちの家族も、駒踊りに参加し、
こどもたちも、お祭りの担い手となって参加していく中で
お祭りが好き♡という気持ちがどんどん強くなっていったのだそう。

打ち合わせ

そして「藤琴豊作踊りの魅力を伝えていきたい」と昨年
「駒じょプロジェクト」を 立ち上げました。

「駒踊りの保存と発信」をテーマに掲げ 昨年は、町の補助金を使って
写真集を制作!プロのカメラマンをお願いして
お祭りのさまざまなシーンの撮影を行いました!その数1万枚!!

お祭りを見守る町の人たちの視線や、衣装をつける様子
踊りの動きはもちろん、参加していく家族の姿、
休憩での一枚など、
「ママたち」らしい目も生かされた190枚が選ばれ
写真集が完成しました!

表紙

カゾクページ

ページ

「衣装を着けたときの表情がいい!」
「お父さんが、息子に着付ける姿にキュンと来る」
「三世代の様子がいい」など
写真集を紹介しながらも、お話が弾む皆さん。

間のページ

そして、お祭りが大好きというメンバーも
「写真だからこそ、はじめて目にすることが出来た」という
「神事」の様子も紹介されています。

写真集は「どちらも表紙」!の構成!!
「どちら側から見ても、それぞれの町内の様子を
見られるように制作しました」という心遣いです。「愛」を感じました^^

完成した写真集は、限定300冊でしたが、好評で100冊増刷しての
販売になったのだそう。町内の方だけでなく
カメラ愛好家の方、藤里町を離れた方などからも注文が入り
現在は、在庫がない状態!です。 人気が分かります。
しかし、かもや堂をはじめ、町内の施設などに写真集が置いてあり
目にすることができるということです。

みなさんは
その後も、SNSで写真をアップし、道具や衣装について説明するなど
発信を続けています。

ポスター

取り組みを続けて、2年目の今年も!
写真集を制作するそう!
今年は、お客さんからの声を生かし、ボリュームもアップして制作に
取り組みます。
お祭りを撮影した写真を募集し、作り上げていくそう。
完成した写真集は、10月26、27日の「藤里町民祭」で販売の
予定!

イヤリング

また、今年は「駒踊り」の衣装などをモチーフにしたアクセサリーを
販売するということ!
お祭りに参加するのが男性中心ということで、
アクセサリーをつけることで、女性にももっと「お祭り」に関わって貰いたい!
という思いから 制作されたのだそう。

「駒じょプロジェクト として取り組みを動かしてきたことで
自分たちの活動にも、自信が持て、やりがいを感じています」と
表情を輝かせた みなさん。
「駒じょプロジェクト」の思いを寄せられたお祭りの一瞬、一瞬は
「藤琴豊作踊り」の魅力が照らし出されているように感じました。

かもや堂

9月7、8日 藤里町の鎮守 浅間神社の例大祭の際には
ぜひ、かもや堂にも足を運んでみてくださいね!
今年の写真集の完成が楽しみに感じたラジパルでした!

写真応募は、こちらまで!
komajyo.pj@gmail.com