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2019年6月28日

えごま栽培で秋田を元気に!~異業種から農業・加工へ~

かおりです!
大仙市協和には、えごま栽培に取り組み、加工を行っている方が
いらっしゃいます。
若泉裕明さんです。
収穫したえごまから油を搾油しているところにおじゃましました!

しぼり

ラジパルの中継の前にも「雨が降るのを見越して、朝 畑へ行ってきました」
と汗を光らせた若泉さん。本業は!農家さんではありません!
半導体や電子部品の表面処理を行う「メッキ屋さん」なんです!

3ショット

60社を超える取引先と忙しく仕事を動かす中「エゴマ栽培」に取り組んだのは!
「秋田を元気にしたい」という思いから☆

インタ

若泉さんは、祖父が始めた東電化工業の3代目。
東京から秋田に来て17年になります。

東電化

秋田で仕事に取り組み 目の当たりにしたのは、
耕作放棄地や、人口流出、健康問題。そんな中
「農業が元気になることで、秋田が元気になるのでは!」
と考えるようになりました。

考えを巡らす時、経営者が集まる会で出会ったのは
野菜ソムリエの最上美貴子さんでした。

「農業をやりたいと考えている」と話をした際
「本気でやるなら応援する!」という言葉をもらった
若泉さんは、メッキ工場を動かしながら土に向かうことを
決めました。

畑

えごまの種を購入し、工場近くの耕作放棄地で栽培をスタート!
「えごま」に着目したのは、身体への栄養面から、生活習慣病に
良さそう。と考えたからなのだとか。

伸びてきている

5年前に栽培をスタートした際は、独学、手探りだったという若泉さん。
今は「東商事」として、えごまの栽培・加工・販売に取り組んでいます。
スタッフ、加藤咲子さんも力に加わり 
雨の日も、暑い日も、仕事の合間に 畑で栽培を行う日々です。
合間に!ではなく「まず畑へ!」という時も実際には多いとか。

うまく栽培が出来なかった時もありましたがえごま は、葉を茂らせ、収穫量が増加!

えごまの畑

つぶつぶ

そうして!えごまを使った加工品の多彩な商品が生み出されました。

えごま味噌

こちらは「えごま味噌」

葉と実を使った味噌で 潟上市の三浦醤油店と完成させた逸品です。

えごま麺

こちらは「えごま麺」

安藤醸造の協力で「えごまつゆ」が完成しました!

そして、みごとな黄金色で絞られていく えごま油

油

絞りたてをいただいたラジパル。
サラサラしたエゴマ油は、そのまま 野菜などにかけて
フレッシュな風味とともに味わいたくなる美味しさです!

油

味噌と油

若泉さんは、えごま油を、農家さん自らが販売できる
「しくみ」も作り上げました。

「農家さん自らが販売できるようにすることで、収入を得られ、
そこから、耕作面積も大きくなる。耕作放棄地が生かされ、えごま油で
人々も、農家さんも元気になれば」
まさに、「秋田を元気にしたい!」が実際に動き出しているのです。
今では、
秋田県内、4つの地域の農家さんが えごまを栽培しています。
えごま油「翡翠」は、商品化する際に、搾油工場で混ぜ合わせず
その地域、地域ごとに絞られ、ビン詰めされていきます。
その個性を味わえるように工夫することで
農家さんのやりがいにもつながっているのだとか。

若泉さん自らが 搾油、瓶詰めを行う「翡翠」
メッキ屋さんの仕事の他に取り組むため、作業は朝や夜、休日なることも
あります!
それでも「なんだか楽しい」と若泉さん。
その熱い思いと行動力には 「秋田への愛」を感じました。

機械

ココペリ

販売

えごまの商品は東商事「cocopelli」というブランドで販売し
アトリオン地下1階 あきた県産品プラザや
秋田空港に並んでいます。
えごま栽培と加工を行う新しいビジネスモデルを作り出した 
若泉さんのこの先の動きにも、注目していきたいと感じた ラジパルでした。

問い合わせ:東商事 018-893-4253