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2017年11月30日

「醸すを展示する」~AKIBI plus2017 横手~

横手市鍛治町にある 築100年の「こうじ庵」
もともと 佐々木麹店という「こうじ屋さん」だったところで
今は地域のコミニュティスペースとして使われています。

外観

外から

こちらでは、 興味深い 「展示会」が 行われています。
展示会のタイトルは「醸すを展示する」

隣の部屋

秋田公立美術大学 の教員などと地域が連携して行うプロジェクト
「AKIBI plus2017」

チラシ

「醸すを展示する」は その「学び合い」を通して得た
「新しい地域づくりの考え方」 を形にしたアート作品の展示会です。
企画・運営を担当する永沢碧衣(あおい)さん
「AKIBI plus2017」に参加してきた横手市の加藤さんにお話を伺いました!

インタ たて

「AKIBI plus」は、文化庁の事業で
秋田県立美術大学と地域が一緒に行う取り組みです。
「地域にぐっと寄り添い、日常から価値を見出し
その魅力を開き発信する「つなぎ手」となる人材を育てていこう!」と
開催されました。
発酵文化が根付いている横手市のテーマは
「人が交わり、地域そのものを醸すこと。」

瓶2

醸造家は味噌や酒をつくる時、素材や菌、温度や湿度を組み合わせて
素材以上の味を引き出します。
このプロジェクトでは、地域の資源や因子を発見し、掛け合わせて、
新たなものへと変容させる人材を
「地域醸造家(エリアブリュワー)」と名付けました。

押す

瓶

横手では「地域醸造家(エリアブリュワー)」が
新しい地域づくりの考え方を提唱することを目的に 
5回のワークショップを重ねてきました。

第1回の講座にあたるシンポジウムでは
「地域醸造家とは、変化と成長に向き合い、
うまくいくための知恵とノウハウをもって
触媒として動けるひと」という定義が導き出されたそう。
その後
Ⅱ 10/8(日)「地域の因子を採取する」
Ⅲ 10/29(日)「地域の因子の潜在力を見出し、掛け合わせ、変容させる」
Ⅳ 11/12 (日「変容を実現する」 を開催。
ワークショップとフィールドワークで会場周辺に焦点を絞って
地域の因子を採集し、
それらを 掛け合わせたり足し合わせたりするワークショップを通じて
異なるものを生み出すこと(変容)を試みてきました。

そうして 参加者 自らが 第2回から第4回の講座中も 個々人で
「地域醸造家とは?」との 発酵を続けてきました。

3ショット

地域醸造家とは

「醸すを展示する」では、その試みあるいは妄想や連想を形にする
(「変容を実現する」)ことによって構想され
制作された表現物、作品を展示して、これまでの学びとして公開しています。

飾る

参加した加藤さんは「若いアーティストの卵や
地域活性化に関心のある若者の瑞々しく自由な感性に感動している」と
お話していました。
↓加藤さんの作品
ツツガムシ

ペーパー 2

展示された作品に触れて 「地域醸造家とは?」
その思いについて 一緒に 考えてみてくださいね!
それが、醸しの始まりです!
触れたところから、新しい何かが 生まれてくるかもしれません!
(取材 ラジパルスかおり)

【醸すを展示する】
「こうじ庵」  12/2(土)まで 10時~16時
横手市鍛治町2-4 

「赤レンガ蔵」12/3(日)~12/10(日)10時~17時
 3日は13時~ 10日は13時まで
横手市大森町大森176

12/10(日) 10時 ~12時 作品紹介のイベント開催!