12月もあと、半月ほどとなりました。お正月を迎える準備のひとつ、
おせち料理について考えている方もいらっしゃると思います!
おせち料理に入る縁起物の食材に「秋田の伝統野菜」があることを皆さん
ご存知でしたか? それは「ちょろぎ」です!!
赤く漬けた ちょろぎの梅漬けが おせち料理に用いられています。
「ちょろぎ」は漢字で「長老喜」や、「長老木」「千代呂木」と書くなど
縁起を担いで おせち料理やお祝い事のときに食べられることが多いのです。
黒豆に添えられ「まめで達者で、長生きを喜ぶ」とされています。
主な産地は 湯沢市!!
皆瀬地区には栽培部会があり、ちょろぎ栽培に取り組んでいます。
お話を伺ったのは、ちょろぎの漬物を漬けて販売すること20年近く!の
山形 あさ子さん。
湯沢市の農産物直売所「菜菜こまち」の加工部長さんです。
「ちょろぎ」は、しそ科の植物で、土の中にある茎の先端に出来る茎塊です。
収穫時期は、11~12月始め頃。雪が降るか降らないか。というところまで
土から掘る作業が行われます。
寒い中での作業が難儀なことと、収穫した巻貝形のちょろぎを洗う手間がかかる
ことなどから、高齢化した栽培者が減少し、栽培が少なくなっています。
江戸時代に、中国から伝わったとされる「ちょろぎ」
その、シャクシャクとした歯ざわりのよさが特徴です。
山形さんは、砂糖を入れない、しそ酢で漬けることにこだわっているそう。
味わうと、歯ざわりのあとに、なんともいえない、
シソのいい香りが広がりました。
また、「味噌漬け」「酒かす漬け」も作られていて
どちらも!!また!!! 美味しかったです♪♪
直売所に お正月すぎまで、ちょろぎの漬物を作って並べるということ。
お正月のおせち料理には、ぜひ、秋田に伝わる伝統野菜の「ちょろぎ」を
入れて! 新年をお祝いしたいですね!!
(取材 ラジパルス かおり)