2021年12月10日(金)かおり取材
仙北市田沢湖生保内で農業と加工品づくりに取り組む『三吉(サンキチ)農園』。忙しく動いてきた、いぶりがっこのいぶし作業が大詰めを迎えたところ、お訪ねしました! 迎えて下さったのは、園主・加藤マリさんです。
モクモクと煙が上がる、いぶし小屋を覗かせていただきました! 1回のいぶし作業は、4~5日。
火を焚き続けいぶしあげる作業を、加藤さんはおひとりで行っています。11月から15回ほど行い、数千本をいぶしてきたそうです。
大詰めを迎えた最後のいぶし作業。大根は、小屋の中でいい塩梅に、しわしわになっていました。
「漬け込みは、大潟村・石山農産の自然栽培米の米ぬか、てんさい糖、熊本県・きくち村の玄米黒酢(自然栽培米を利用した静置発酵法のお酢)で行い、自然の力を活かしてモリモリ漬けています」と加藤さん。
販売は、連携プレー!弟さんとお母さまが、東京を拠点に行っています。
『三吉農園』のサンキチは、加藤家の屋号からということ。
「加藤家が三人きょうだい なので、三人の吉でサンキチとこじつけています」
声も表情も明るい加藤さん。農業に携わり4年目を動いてきました。
「農業をはじめたきっかけは話すと長いんです^^」
それでも伺ったきっかけはふたつ。
一つ目は、食べるものを作るのが、かっこよく思えたこと。
二つ目は、ご自身が青年海外協力隊の活動を行ったケニアでの経験から。
「その時に、食べ物を作ることや農業のすごさを感じたということがありますね。こうして農業を行い、たくましい大根に毎年会えるのは楽しいです」と笑い声が響きました!
加藤さんの農業にはテーマがあります。『地活創笑(ちかつそうしょう)』です。
「自分で作ったテーマです。あるものを活かす。地域を活かして笑顔を創るという意味です。笑いにつながるような美味しさと楽しさを提供できたらと取り組んでいます」
でも、こうしていぶすだけでも数千本に上る大根。ご自身笑っていられるのですか?🎤問いには
「笑ってます^^」と、にっこり。
(三吉農園 大根畑にて)
加藤さんは、アルペンスキーの競技で国体出場の経験もあり、現在は、田沢湖スキー場を拠点としている「秋田JRS」というスキーチームでコーチも務めています。
「三吉農園としての、大根栽培、いぶりがっこ作りは、おばあちゃんになるまではやりたいと思っています❕」
大根畑の向こう側まで声が届いたようでした。
こちらは、三吉農園の菊芋の漬物と、いぶりがっこ。
口にしたら、パリパリの食感と、いくつも食べ進めてしまう美味しさに感動したラジパルスです!
そして、やっぱり! 笑いました❕
加藤さんが手掛ける「いぶりがっこ」は、三吉農園のホームページから注文出来ます!
インスタグラムでは、加藤さんの明るい表情にも出会えます!チェックしてくださいね!
電話:080-9646-9903