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2021年10月22日

「ここほれワンワン」~出来ることを動かす古着屋さん~

2021年10月20日(水) かおり取材

潟上市天王に今月1日にオープンした古着屋さん「ここほれワンワン」
店内に並ぶ衣類は、どれも300円! 子ども服は200円というお店です。

店内で、洋服を見始めると!
プチプライス衣料から、ハイブランドまでが混ざり合って並んでいて✨
お気に入りの1点、掘り出し物の1点を見つけるのも楽しくなります♪♪

気が付くのは「どれもキレイ」ということ。
「プロが仕入れ、見極めて並べています」と、ここほれワンワンの代表 阿部真理さん。

また、阿部さんはこのお店での販売に、ファッションとしての古着はもちろん、環境問題の解決を見ています。

「衣料品の製造と、廃棄による環境問題の解決も、目標としています」と阿部さん。

具体的に教えていただきました。

●日本は、衣類の95%を海外からの輸入。
しかし廃棄衣類の リユース、リサイクル、リペア 率は 約26%
→大量の衣類をわざわざエネルギーをかけて運び大半をゴミにしている

●日本国内で廃棄される衣料品は、1年間で94万トン。
(そのうち 廃棄事業者が8万トン、家庭が84万トン)⇒70万トンは焼却、埋め立て、廃棄される

●ファッション業界のCO2排出量は増加の一途。2015年に比べて60%以上増加し
2030年には約20憶8千万トンになると予測されている
→これは、1年間に2臆3千万台 の乗用車から排出されるCO2の量にほぼ等しい数字。

また「水の問題」もあります🌊
衣類は、製造時に水も多く使用。Tシャツ 一枚を作るのに必要な水の量は2720リットル
→ひとりが使用する 約5年分の水に相当する(一日の平均飲料水を一人あたり1.5リットルとすると)

●衣類の材料になる綿の栽培、衣料品の染色にも多くの水を使用
→ファッションに使用する水の量は大量!

●こうした綿栽培の農地で化学物質が多く使われ、川や海を汚染し、
→栽培地の人々の飲み水を汚染している状況もある。

阿部さん「先生」と呼びたくなってきたラジパルス✍

私たちが毎日、身に着けている衣料品の奥には、見ていない問題がたくさんあるのです。

「出来ることをしようと、このお店を開きました」と阿部さん。

 

店舗には、大きな倉庫があります。

もともと運送会社が使用していた場所だったということ。

その倉庫には、仕入れてきた衣類がありました!

 

一度の入荷で7トン、目標毎月100トンとしているそうです。

プロの目で選んだ古着を店舗に並べ、店舗に出せないと判断した衣料品は、袋に入れられ途上国へと送られます。

「うちでは廃棄はありません」

こども服も状態がよくすべて200円。

こちらは、さらに掘り出し物です!

月末には「かご ひと山1000円」セールを開催し、その後、店内商品をすべてリセット!!

毎月、新たな店内でお客さまを迎えるそうです♪

(普段 お店でお客さまを迎える店長さん)

 

お宝探しのワクワクも楽しみながら♪買い物に、環境問題解決が結びつく✨

「ここほれワンワン」に出かけてみてくださいね❕

【ここほれワンワン】

潟上市天王上江川47-1611 101号沿い(二田駅近く)

詳しくはインスタグラム「ここほれワンワン」でチェックできます🐶