2021年10月20日(水) かおり取材
潟上市天王に今月1日にオープンした古着屋さん「ここほれワンワン」
店内に並ぶ衣類は、どれも300円! 子ども服は200円というお店です。
店内で、洋服を見始めると!
プチプライス衣料から、ハイブランドまでが混ざり合って並んでいて✨
お気に入りの1点、掘り出し物の1点を見つけるのも楽しくなります♪♪
気が付くのは「どれもキレイ」ということ。
「プロが仕入れ、見極めて並べています」と、ここほれワンワンの代表 阿部真理さん。
また、阿部さんはこのお店での販売に、ファッションとしての古着はもちろん、環境問題の解決を見ています。
「衣料品の製造と、廃棄による環境問題の解決も、目標としています」と阿部さん。
具体的に教えていただきました。
●日本は、衣類の95%を海外からの輸入。
しかし廃棄衣類の リユース、リサイクル、リペア 率は 約26%
→大量の衣類をわざわざエネルギーをかけて運び大半をゴミにしている
●日本国内で廃棄される衣料品は、1年間で94万トン。
(そのうち 廃棄事業者が8万トン、家庭が84万トン)⇒70万トンは焼却、埋め立て、廃棄される
●ファッション業界のCO2排出量は増加の一途。2015年に比べて60%以上増加し
2030年には約20憶8千万トンになると予測されている
→これは、1年間に2臆3千万台 の乗用車から排出されるCO2の量にほぼ等しい数字。
また「水の問題」もあります🌊
衣類は、製造時に水も多く使用。Tシャツ 一枚を作るのに必要な水の量は2720リットル
→ひとりが使用する 約5年分の水に相当する(一日の平均飲料水を一人あたり1.5リットルとすると)
●衣類の材料になる綿の栽培、衣料品の染色にも多くの水を使用
→ファッションに使用する水の量は大量!
●こうした綿栽培の農地で化学物質が多く使われ、川や海を汚染し、
→栽培地の人々の飲み水を汚染している状況もある。
阿部さん「先生」と呼びたくなってきたラジパルス✍
私たちが毎日、身に着けている衣料品の奥には、見ていない問題がたくさんあるのです。
「出来ることをしようと、このお店を開きました」と阿部さん。
店舗には、大きな倉庫があります。
もともと運送会社が使用していた場所だったということ。
その倉庫には、仕入れてきた衣類がありました!
一度の入荷で7トン、目標毎月100トンとしているそうです。
プロの目で選んだ古着を店舗に並べ、店舗に出せないと判断した衣料品は、袋に入れられ途上国へと送られます。
「うちでは廃棄はありません」
こども服も状態がよくすべて200円。
こちらは、さらに掘り出し物です!
月末には「かご ひと山1000円」セールを開催し、その後、店内商品をすべてリセット!!
毎月、新たな店内でお客さまを迎えるそうです♪
(普段 お店でお客さまを迎える店長さん)
お宝探しのワクワクも楽しみながら♪買い物に、環境問題解決が結びつく✨
「ここほれワンワン」に出かけてみてくださいね❕
【ここほれワンワン】
潟上市天王上江川47-1611 101号沿い(二田駅近く)
詳しくはインスタグラム「ここほれワンワン」でチェックできます🐶