2021年8月19日(木)かおり取材
「木のものづくりを地域に活かしたい」との思いから、由利本荘市と市内の若手木工職人によってスタートした活動「ことびら」
ラジパルはお話を伺おうと、「ことびら」のメンバーの木工製品が並ぶ鳥海山木のおもちゃ美術館におじゃましました!
休館日にも関わらず、入口を開けて迎えてくださったのは
由利本荘市生涯学習課 木育あそび推進室 伊藤さん(写真中央)木内さん(写真右)。
旧鮎川小学校の木造校舎で木のぬくもりに触れて遊ぶことが出来る「鳥海山木のおもちゃ美術館」
「あそびの部屋2」では、由利本荘市の木工職人さんを紹介しています。
「ことびら」は由利本荘市内で市内で活躍する若手木工職人4人がメンバーです。
(木工舎つきのわ 岡本雄さん・Fuuukei 佐々木 貴充さん・木楽工房 和田 良司さん・鳥海ものつくりの会 太田 賢さん)
(職人さんと木工品:鳥海山木のおもちゃ美術館展示より)
「ことびら」は由利地域、大内地域で「こどもたち」を指す方言。
「人と木素材を繋ぐ扉」という意味も込められています。
「『ことびら』の活動をスタートし、第一弾としては、木楽工房 和田さんが製作する由利本荘市 誕生お祝い品の作業委託(障がい者支援事業所 逢い)を行いました」と伊藤さん。
こちらが、由利本荘市の誕生祝い品「おむすびころりん」
秋田杉のおむすびの仕上げ(やすりがけ)を、和田さんの指導のもと、事業所のみなさんと行い、
完成した「おむすび」は由利本荘市で生まれた赤ちゃんに寄贈されています。
また「ことびら」と「学生」のコラボ企画も行われ!
学生がデザインした、ことびらオリジナル屋台が製作されました。
今後、ことびらのイベントで活用するそうです!
ことびらのオリジナル木工ブランド品も完成!
鳥海山木のおもちゃ美術館内「ミュージアムショップ ナナカマド」で販売がはじまりました!
完成したのは、ペンシリーズ「KAMIYO」
由利本荘市の「神代木」を持ちて部分に使用したペンです。(万年筆とボールペンの2種類)
「神大木」は、何千年と地中に埋まっていた影響で、本来の色より渋く美しい色に変化している貴重な木材。
木の生きてきた時間を感じられる仕上がりになっています。
オリジナルパッケージにはお手入れ用の蜜蝋ワックスも入っていて、使えば使うほど味が出て長く楽しめるようになっています。
こちらは、オリジナル変角三角形のトレー「OUR]
由利本荘市独自の形を何か作れないか?ということから、ことびらのために職人自ら企画・デザインした製品です。
スタイリッシュな八角形のかたちは、なんと!由利本荘市を構成する旧市町村の面積比をそれぞれの「長さ」に割り当て生まれました!
この辺の長さが合わさり、八角形となるのは、まさに!職人技ということ☆
楓・欅・杉の三種類があり、同じ形のコースターもラインナップされています!
今後も、新たな木工製品の開発を進めていくということ!
また、10月10日に鳥海山木のおもちゃ美術館で開催予定の「秋の木育おもちゃまつり」で販売イベントも開催します。
ことびらの活動を、みなさんも、注目してくださいね!
活動については「ことびらマガジン」
facebook「由利本荘木工職人集団 ことびら」でも発信しています☆
チェックして下さい!