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2021年8月6日

日本を元気に!あなたの街のささえびと~高田裕介さん~

2021年8月6日(金) かおり取材

能代の伝統行事「役七夕」。
昨年は新型コロナウイルスの影響で休止となりましたが、今年は規模を縮小して開催となりました。
今日は「役七夕」の灯籠を製作し、地域の伝統文化を繋いでいこうと取り組む高田裕介さんにお話を伺いました!

能代の「役七夕」は江戸時代から続くと伝えられる「ねぶながし行事」で、県の無形文化財に指定されています。
市中心部の五町組(大町組、万町組、清助町組、柳町組、上町組)が輪番制で運行しています。

高田さんは、今回年番となる「柳町組」の「榮若」として七夕を運行。
榮若副若者頭、七夕製作責任者として、鯱や灯籠を作り上げてきました。

「縮小という形でも、こうして役七夕の運行が出来ることが嬉しい。」と鯱を見上げた高田さん。
前回の年番から5年、加えて延期の1年で、6年ぶりの運行です。

「前回の運行を終えてから、また、次の年番を考えて、鯱の構想や下絵や設計図、色の配合を練ってきました。」

高田さんは、能代に伝わる「能代凧」の保存会でも活動を行っています。

能代凧             (能代凧取材時の一枚)

武者絵や歌舞伎を描く「能代凧」の伝統を伝えようと、凧つくりの講座を開くなど活動を続けてきました。
今回の七夕には、高田さんの「能代凧」の技術も活かされています。

           (源義仲に仕える女武者 巴御前)

              (伊達政宗)
描かれた武者絵は、進行方向を見ているという高田さんならではの工夫があります。

「凧と七夕は製作技術が似ているところがあります。七夕は、凧と一緒で竹で作られていて、竹を割って、組み、下書き、ろう書きして、色付けをしていきます。」

「これが、能代の街を練り歩くというのは、これ以上ない喜びです。自分が紙を貼った、色を塗った、そういった七夕が運行になるというのは『おらほの七夕の誇り』がつながるという事です。」
完成した七夕を見上げる額には汗が光っていました。

夜には、灯が輝く灯籠が運行されます。

↓こちらは、「役七夕」の城郭灯籠

高田さんは、七夕が無事に終了したら、次は「能代凧」の「凧あげイベント」について企画を練っていくそうです。

凧あげてる

次は、凧あげに伺います!