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2021年5月21日

日本を元気に!あなたの街のささえびと~あきた白神認定ガイド 高瀬由里子さん~

2021年5月21日(金)かおり取材

白神山地 新緑のブナの森を間近に感じる藤里町。
こちらには、白神山地の魅力を伝える「あきた白神認定ガイド」がいらっしゃいます。
ラジパルは、高瀬由里子さんにお話伺いました。

「あきた白神認定ガイド」は、世界自然遺産の白神山地を案内する担い手を育もうと、秋田県が2018年度スタートした認定制度です。
これまで白神山地を案内してきたガイドさんが高齢化してきたこたなどを受けてスタートしました。
高瀬さんは初年度に認定を受けたガイドのひとりです。

白神山地は、約8000年前から手つかずの原生的なブナ林が世界自然遺産に認定されています。
5/20には、冬の間、半年以上閉ざされていたゲートが開き「岳岱自然観察教育林」へ行けるようになりました。

「岳岱自然観察教育林は、普段着で歩くことが出来る白神山地の原生的なブナの森です。森の中に木道があり、1時間ほどで周ることが出来ます。樹齢300年の『もののけブナ』や『400年ブナ』に出会えます。この季節は、雨に濡れると花びらがガラスのようになるサンカヨウの花を見ることも出来ます」と高瀬さん。


       『もののけブナ』(写真:白神山地世界遺産センター藤里館より)

ガイドと歩く白神山地の森では、自分だけで歩く時にはなかなか気付かない、見るだけは分からない!白神山地や岳岱を知ることが出来ます。

「『岳岱の森』は、白神山地の縮図のような森。気軽に行けるので、初めて白神山地に来る人もぜひ、訪ねてみてほしいです。ミズバショウやリュウキンカなど高山植物が咲き始める『田苗代湿原』もおすすめ!です」

こうして、現在は「あきた白神認定ガイド」として動いている高瀬さん。
しかし、はじめは「山が苦手」だったということ!!
県外から、秋田に移り住んだ高瀬さんが藤里町の「藤里駒ケ岳」に登る機会があり、はじめての本格登山!
そこには「山が嫌い」から「山が好き」に変わる「感動」があったのだとか。
「登った時期は11月で、葉も落ち、花もない 登山道でしたが、目の前の苔むした岩や伸びていたキノコの姿に『まるで、ジブリの世界のよう』と感じました。その思いが、違った季節に 白神の山に入るたびに大きくなり
白神の魅力に取り付かれました」と にっこり。

高瀬さんは、自分が知った白神の魅力をこれからも多くの人に伝えたい。と考えています。

5/30には、さらに奥の弘前方面へ抜ける第2ゲートも開きます!

「季節ごとに異なる白神山地の魅力にぜひ出会ってほしいです」

プライベートガイドは「白神山地森のえき」で受け付けています。
あきた白神認定ガイドと歩く白神山地では、森の生命力とメッセージをより感じられそうですね🍂

白神山地 森のえき
電話:0185-79-2518