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2016年11月1日

あきた伝統野菜「三関せり」 ~露地の畑は今が旬~ 

湯沢市、三関地区の畑に におじゃましました!
この季節の「三関」といえば!「三関せり」ですね!
きりたんぽ鍋には、欠かせない 食材!! 秋田を誇る野菜のひとつです。
かおり、「郷土に伝わる在来の作物」=『あきたの伝統野菜』の追っかけを
しております。 三関のセリは、「あきたの伝統野菜」!
「あきたの伝統野菜」をアイドルグループにしたら、
きっとセンター☆★☆という野菜です。

三関セリ 1

「三関せり」は9月末頃から収穫が始まり11月いっぱいは、露地栽培です。
雪が降る12月から、ハウス栽培になっていきます。

「三関セリ栽培農家」 千葉弥志弘さん のセリ畑を訪ねました。

三関セリ 4

2年前まで 田んぼだったところだそう。
セリの葉が重なるように びっしり、見えていました!
フォークで 泥の中から 収穫すると!
「三関セリ」ならではの、白い根っこが伸びていました!
露地栽培で収穫されるセリは、また一段と!香りがよいのだそう!

三関セリ 2

千葉さんは、毎日 300束ほどを収穫するそう。(1束およそ10株)

三関セリの育つ水は、東鳥海山から流れる 伏流水。
冷たい水でしたよ~~

三関セリ、この水の畑で大きくなる前は、他の畑で苗床に植えられ   
育苗されるそう。
苗床で育てた 種セリを、採ってきて、葉と根を切り、この本畑へ定植すると
「節」の部分から、新たに葉と根を伸ばしていくのだとか。
10月頃には丈が伸び、この水を含んだ土の下では 根っこが伸びていくのです。

三関セリ 3

セリを植えたり、収穫するときは、すべて手作業。
水と空気の冷たさの中 腰をかがめる作業には頭が下がる思いでした。

三関せり

さらに、収穫した三関セリは、何度も、何度も 洗われて、
美しいまでの 白い根っこを見せます。
シャキシャキの歯触り、独特のかおりを  味わえるのは、
この「洗う」作業があってこそ。
育っていく畑の水はもちろん、この洗う作業に「水」が重要なんですね。

三関地域は 山からの伏流水で この「水」が豊富!
それが、品質のいい「セリ」を育むそうです。

三関セリ 歴史 は古く、江戸時代から 栽培されてきた そう。
かおり、秋田の伝統野菜 について、教えていただき、学ばせてもらっていますが
今 受け継がれている「三関セリ」の品種は、
江戸時代から 受け継がれてきたものの中から
何度も、系統を選抜されてきたより優秀なものが 残されている。と聞きました。
そもそも、さかのぼると、江戸時代にこの地域を流れる「堰」の中で 
よく伸びるものを 当時の 農家さんが 見つけて 
それを 栽培 試作したことが 始まりなのだそうです。
歴史を含んだ、美味しさ なのですね。

三関せり 

三関地域には「三関セリ」ならではの 歯触り、独特の香りを生かす
「創作料理レシピ」があります。
千葉さんのオススメは「セリドック!!」
チーズやツナとともに、パンに挟むと 美味しいのだそう!!
ん~ 食べてみたい!!

三関セリは、三関地域の直売所「三関ゆめ蔵ぶ」に豊富に並んでいます!
ぜひ、足を運んでみて下さいね!

三関セリ 5

また、11/1~30 までは
「あきたの伝統野菜 まちめぐりMonth」が始まります。
秋田県内の24の飲食店で伝統野菜を使った料理や商品を提供します。
秋田の伝統野菜、お近くのお店で味わってみて下さいね!
詳しくはあきたの伝統野菜まちめぐり 実行委員会
018-872-1631 か HPで検索して下さい。