かおりです!
秋田市雄和「高尾山」
雄和のシンボルとして親しまれ眺望・自然・歴史浪漫の魅力あふれる山です。
雄和の自然を愛する会・雄和ボランティアガイドの会の工藤 正さんに
お話伺いました!
今日は、車で登って8合目 横長根・展望台へ。
みごとな眺望!
空気を胸いっぱいに吸い込んで、雄大な景色に見入ってしまいます。
雄和市民サービスセンターから10分ほどのところにある
「白川登山口」から、坂道を上り高尾山荘のある展望台へ
進みました。
休憩施設 高尾山荘のある場所からの景色は
四季折々 移り行く 田んぼの様子、雄物川の悠々とした流れ
点在する屋敷林、そして 遠く、奥羽山脈を望む絶景です!
高尾山は、高尾神社 奥宮のある頂上の標高が383m。
二つの峰をもつ山で、
もうひとつは山を横切る 国道341号を挟んで
太平薬師神社・雨乞薬師神社のある峰です(こちらは、424m)
今日は、キクザキイチゲや、アズマイチゲ、そしてカタクリの花の姿にも
出会いました!
眺望、自然、そして、歴史浪漫と魅力ある高尾山について知ってもらおうと
工藤さんたち、雄和ボランティアガイドの会では、高尾山ガイドマップを製作!
実際に歩いて、時間や距離を測り、見所や、歴史を紹介しています。
コースは5つあり、マップの表記には、地域内にある国際教養大学の
学生さんにも分かるようにと、英語も併せて記されています。
こちらは、高尾山から見える「保呂羽山」
高尾山には、1200年前に、保呂羽山から飛来した山賊 夜叉鬼に
まつわる伝説「女米鬼伝説」があります。
「保呂羽山から高尾山に飛来した山賊 夜叉鬼が、高尾山麓の豪族
白石善五郎の娘 米子を見初めて妻としました。夜叉鬼は高尾山一帯で
勢力を奮ったが坂上田村麻呂将軍と戦い敗れ、男鹿の山に一足飛びで
逃げ去った。現在 高尾山麓にある「女米木」という地名は
夜叉鬼の妻となった米子(女米鬼)に由来するということです」と
工藤さん。
高尾山には、夜叉鬼が男鹿に飛ぶために片足を踏ん張って
くぼんだと伝わる「鬼の足跡」や
鬼が相撲をとったと伝わる「鬼の相撲取り場」なども
あります!(↓日本海を望む景色だそう)
「鬼滅の刃」が人気を集める中で、もしかしたら!
雄和の「鬼」にまつわる 高尾山も 人を惹きつけるのでは!
との思いも抱いたラジパルです♪
また、俳人 石井露月は 女米木地区生まれ。
「上京して俳人 正岡子規の下で学び、子規の一番弟子でありました。
露月は特に高尾山からの眺望を愛し、多くの名句を残しました」
工藤さんは、ところどころに設置
してある投句箱も高尾山の魅力とお話していました。
国道341号は、秋田藩と亀田藩との境界も表しているそう。
「対峙する2つの薬師堂も当時の歴史を伝えています。歴史を
偲びながらの散策もおすすめ」と工藤さん。
キャンプ場でのレクリエーションや、
年秋に開催される高尾山まつり など、地域の人々に親しまれてきたこと
も感じる高尾山。
工藤さんも、高尾山の多くの魅力が、これからも人々に伝わり、
親しまれる山であってほしいと考えています。
何より、工藤さんの高尾山への思いも お話を聞いて沁みたラジパル。
四季折々、訪ねてみたいと感じた時間でした!
冬季閉鎖の国道341号は、5月に開通ということ!
(こちらは国道341号沿いの石川登山口 案内板)
みなさんも、ぜひ、その高尾山の魅力に出会ってくださいね!
ガイドマップは 雄和市民サービスセンターで手にすることが出来ます
問:018-881-3777