かおりです!
大仙市太田町で、栽培されている ここにしかない野菜に会いたいと
ハウスの畑をおじゃましました!
それは!長さ47~48センチほど!
茎の太さは根元は2センチを超える ジャンボな小松菜です!!
生で茎をかじると! シャキシャキ☆甘くて☆上品な味☆
栽培しているのは 大仙市太田町の 農家 清水川 輝雄さん。
美味しさもジャンボな小松菜は!
「蓊まつ菜(おうまつな)」という商品名で この時期 販売されています。
「蓊まつ菜」の販売には、人と人との巡り合わせがあります。
今日は「蓊まつ菜」販売の立役者となった
秋田市の野菜ソムリエプロ 最上美貴子さん
販売を手掛けている 大仙市協和の企業 東商事 加藤咲子さんも
畑に来て下さいました。
「蓊まつ菜」のスタート!
それは今から8年ほど前のことです。
清水川さんは、栽培していた小松菜が規格外になってしまい
忙しさの中 手をつけられないまま 収穫せずにハウスでそのままに
していました。
「落ち着いた頃 片付けよう」そう思っていた小松菜は
ハウスの中で50センチにもなるほど大きく育っていたのだとか。
清水川さんは、捨てるの前にと食べて 驚きました!!
「青臭さがなく、シャキシャキと甘い!」小松菜になっていたのです。
ひとり占めできない性分の清水川さんは、近所の方などにお分けしたところ、
その美味しさが大好評☆
次の年からは、あえて、ジャンボに育ててみることにしたのだそう。
そんな時、大仙市太田町を仕事で訪ねた 野菜ソムリエの最上さんとお会い
して「おもしろい野菜があるよ」とジャンボ小松菜を紹介。
最上さんは、その美味しさに感動☆し、
「ぜひ 多くの人に知ってもらいたい!と考え!
商品としての販売が動いていきました。
この甘みは、太田町の寒さに当たることによって生まれる味わい。
一般の小松菜は、1~2ヶ月ほどで出荷時期を迎えますが
清水川さんは 3ヶ月をかけてじっくり栽培します。
ハウスの周りは雪!除雪やハウスの窓の開け閉め、温度管理には気を配り、
清水川さんならではの あんばい で丁寧に栽培すると!
青臭さやえぐみのない、上品で 甘い☆ 寒締めジャンボ小松菜と
なるのです。
「小松菜の中でも、この種に出会ったのもめぐり合わせだった」と
清水川さん。
この美味しさを栽培してみたいという農家さんにも
栽培方法を教えるなど、清水川さんは、今後もこの味わいがつながるように
取り組んでいます。
しかし「なかなかこの味がでねんだな」とのこと。
「ここだけの味」だから こそ の難しさです。
「蓊まつ菜」という名前は、
販売を手がける大仙市協和の企業 東商事が名付けた商品名です。
商標を取ってブランド化し「この季節の秋田ならではの味」として
東京の豊洲市場でも 販売されています。
「収穫を待っています!」という声が聞こえるほど
人を惹きつけているのです。
販売が、東商事 によって行われるようになったのも!
最上さんから つながった「めぐり合わせ」とのこと。
現在は
「cocopelli ココペリ」(アメリカ先住民に伝わる五穀豊穣の神の意味)
という農産物ブランドの「蓊まつ菜」として
やりとりされ、東京では高級料亭などから毎年、注文が入っています。
「蓊まつ菜」の「蓊」には、末広がりの意味があるのだそう。
「小松菜」の「小」に対しての「おお=大=蓊まつ菜」でもあるのですが
御歳77歳になる 清水川さんから つながる味わいが
先に広がるように。という願いが込められています。
思いがつながり、商品名がついた清水川さんの寒締めジャンボ小松菜は
「蓊まつ菜」として、毎年、食べた人を 魅了しています。
野菜ソムリエプロの最上さんは「蓊まつ菜」のさまざまなレシピも考案。
ラジパルも おすすめの食べ方を聞きました!
「火を通すと、太い茎がとろりとして甘みがあって美味しい!
おひたしや、しゃぶしゃぶの他、株元を肉でまいた 肉巻きもおススメ」
とのこと!!
収穫は、3月はじめ頃まで。とのこと。
秋田県内では「肉のわかば」グループの野菜コーナーに置いています!
(肉のわかば広面店、肉のわかば飯島店、メルカートわかば
肉のわかばマイスター外旭川店、肉のわかば大曲店、肉のわかば横手店
肉のわかば十文字店、肉のわかば角館店)
また、潟上市大久保の ダイサンクレタ店でも販売していますよ。
栄養も満点の!秋田自慢の旬の味! と感じたラジパル。
「蓊まつ菜」みなさんもその美味しさに ぜひ、出会ってみてくださいね。