ABS秋田放送

2019年5月16日

秋田クラフトジン~秋田杉を使ったジン~

かおりです!
秋田ならではの「クラフトジン」を作ろう!と
県内・各分野のプロフェッショナルによる「研究・開発」が進んでいます!
「秋田ならではの!ジン」
それは「秋田杉を使ったクラフトジン」です!
「お会いしてお話を伺えますか?」の声に答えて下さったのは!!
秋田クラフトジンの研究・開発に取り組むプロフェッショナル お三方!

4人で

写真左から
ウイスキーやブランデーなどの「蒸留酒」を中心に試験・研究をされている
秋田県総合食品研究センター 主任研究員 杉本 勇人さん

秋田高専「物質・生物学」の教授でいらっしゃる 上松 仁さん

アルコールの 生産技術に関する研究開発を されている
秋田県総合食品研究センター 主席研究員 進藤 昌さん

特別講義のような☆ラジパル中継の時間で お話を伺いました!

クラフトジンというのは
「製法や素材にこだわり、少量生産(手作り)で造られた『ジン』」
を示した呼び名で「プレミアムジン」とも言われています。

ジンは、穀物などを原料に発酵、蒸留してベースとなる「スピリッツ」を作り
そのアルコールに植物の香りを溶かし込んで蒸留したものです。
まるで「香りの入れ物」のようなお酒なのだそう。
そして「香り」には好きなものを入れることが出来るのだとか!

そこで、上松さん、進藤さん、杉本さんたち研究者は
「秋田杉」を使った「森香るクラフトジン」の開発を考えたのだそう。

ジン

実はジンというお酒は基準がとても緩やかで
「ジュニパー・ベリーを使って香りをつける」
「アルコール度数は37.5度以上」という以外に規定はほとんどないのだそう。

ジュニパーベリー

クラフトジンでは、「ジュニパーベリー」というスパイスの実のほかに
植物などを合わせてジンを完成させていきます。
世界では、今 この植物に「地元の特産品」を合わせることで
個性的なクラフトジンが作られているのだとか!

「秋田杉の香り」は、ジンにぴったりの香りなのだそう。
それはまさに「運命的な出会い」とも言えるのだとか!!!

ジン

イギリスのジン

クラフトジンを作る際、重要になってくるのが
ジュニパーベーリーとの香りのバランス。
特に柑橘系などを混ぜて、バランスを取っていくのだそう。

しかし「秋田杉」の香りは、そのままで
すがすがしさや、柑橘の香りなどが含まれ
バランスをとる事なく、ジンに合う「香り」が出来上がって
いるのだとか!!

教えてもらう

まさに!「ジン」の主役に成り得る!!香りなのです!

インタ 2人

それは「研究」で得た結果なのだそう!
秋田県食品研究センターでは
進藤さんが10年ほど前から稲ワラや杉の間伐材などから
「バイオエタノールを生産する技術」研究してきました。
そこで得た「秋田杉の香り」の研究を進めたところ
その成分は、脳にリラックス効果を示すことを見出したのだそう。

この「秋田杉の香り」を、嗅いだ際に
「美酒王国 秋田が手がける 秋田杉を使った 森の香りのクラフトジンを
開発できないか」とプロジェクトが生まれたのだそう!

また、秋田県食品研究センターには、公的機関では全国でもここだけという
「ポットスチル」などの蒸溜設備があります!
蒸溜酒である ジン製造で最も重要な抽出・蒸留工程の試験を
行うことが出来るのです!

ポットスチル

そして!!
「ジン」というお酒は!!
「科学者によって設計できるお酒」なのだそう!!!!

杉本さん

分析した香りを設計して、合わせていく作業は
実験室で行う研究と一緒でまさに「科学者が作るお酒」なのだとか!
「秋田杉の香り」はまさに「ジンに合う香り」と分析の結果が出ているとのこと!

ジンは、これまでヨーロッパで作られ「杉」とまだ出会っていないのだそう。
「杉」は日本にしかない木。
しかも、進藤さんは、日本の杉の香りを分析し
なかでも「秋田杉の香り」が最も「ジンに合う」ことを見出しています!

秋田杉の香りを嗅いだラジパル
スッキリとして清々しい~いい!!香り☆
そして確かに、後から柑橘を思わせる香りもやってきます!!

「秋田にしかない秋田杉とジンを出会わせられるのは、私たち研究者だけ」
そんな、誇らしい表情と!
運命的な出会いに、ワクワクする思いが、プロフェッショナルたちから
感じられました☆

ワイワイ

「秋田杉のクラフトジン」の設計図は、もう出来ているとのこと!
3月には、クラウドファンディングで研究のための
費用の支援を呼びかけ、成立!しました。

これからは、秋田杉のほかにも
秋田の農産物などで「秋田ならではのクラフトジン」の開発を
行っていくのだそう!
「セリや、ミョウガは合うかも!
捨てられてしまうりんごやナシの皮などからも香りが取れるので
農産物を有効に活用できる!」

みなさんからは、これからの「秋田クラフトジン」への
熱い思いが伝わってきました。

夏頃には、ジンの製造を進め
今年度中には、企業に技術移転ができればとのこと。

そして!
2020年完成を目指し
東京オリンピックでは、スギの香りを知らない海外の大勢の人達に
秋田スギをボタニカルとする「森の香りのクラフトジン」を味わって
もらいたい!と考えているそうです!!

「完成が楽しみ」そんな思いも
蒸留しそうなラジパルでした!

今後の動きについては「秋田クラフトジンの会」で検索してください!