新屋にある秋田公立美術大学のアトリエ、「アラヤニノ」に行って来ました。
細長い建物の中にはなにやら茶色い作品が展示されていて、建物に入ると草のような土のような自然の香りがしました
近くで見てみると、麻縄が規則正しく編まれていました。実は、茶色の布のようなものは麻縄で編まれた巨大な網だったのです!
今日はこの作品について、作者の長門あゆみさんにお話を伺ってきました。
麻縄で出来た網は、長門さんが2ヶ月もの間マフラーの編み方を参考にして編み上げたものだそうで、編み上げた網を短観パイプにたゆませたり、ピンと張ったりして鯨がゆったり泳ぐ姿を現しているそう。
網の下には木で出来た船が置いてあり、海で拾ってきた漂流物もこれから置かれる予定だそうです。
また、アトリエの中には窓から光が差し込んでいていて海の中にいるような感覚でした。
長門さんの鯨への優しく、しかし熱い思いがこもった展示になっていました。
アラヤニノでの展示は1月27日から2月1日まで、長門さんがアトリエにいるときに見ることが出来るそうです。
また、長門さんの作品は2月15日から県立美術館とにぎわい交流館AUにて秋田公立美術大学・大学院の卒業制作展にて展示されます。
長門さんの鯨と一緒に海辺の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか?
リポーター ゆきな