大館市比内町 東館小学校におじゃましました!
東館小学校では、子どもたちが、地域の特産品「大館とんぶり」を
実際に栽培し、販売する取り組みを行っています!
「とんぶり」は、ほうき草の実で、
東館小学校のある 比内地区で栽培・出荷までの加工を行い
全国のほぼ100%を生産しています。
「大館ふるさとキャリア教育」という授業で「大館とんぶり」の栽培、販売に
取り組んできた3年生4人4年生2人の児童が お話してくれました!
(今日は インタビュー 形式で 掲載します!)
Qどんぶりは、どんな風に栽培したのですか?
とんぶり農家 本間 均さんから 種をもらって、
5月に学校の畑に蒔いて苗を育てました。
6月に30センチくらいに 伸びた苗をとんぶりの畑に植えました。
(3年 武石さん )
Q とんぶりは、おうちでも食べていますか?
ぼくの家ではけっこう食べます。醤油とマヨネーズで混ぜて食べています。
Q 栽培してみて、とんぶり について どんなことが わかったかな?
雑草のように強いので 水はいらないこと。
肥料はあげるけど 薬はまかないこと がわかりました。
畑に行くたびに どんどん伸びていました。
畑にいったら青虫がついていてびっくりしました。
本間さんが「取ってくれ」と言いました。
薬をかけると 味がおかしくなると思ったので みんなでわいわい言いながら
がんばって 青虫を採りました。 (3年 柴田さん)
Q 10月に収穫したということ。収穫作業は どのように行ったのですか?
とんぶりは、僕の身長(130センチ)より高かったので 引きずりそうになりました。
実が落ちないように丁寧に運びました
本間さんの 機械で枝と実に分けてもらいました(3年 畠山さん)
Q 収穫したときは どうでしたか?
たくさん 黄色や茶色の実が ついていて ちょっと重かったです。
あんなに小さな種だったのに 大きく育って僕は とてもうれしかったです。
一生懸命お世話をして よかったな。と思いました。
たくさんの人に食べてもらいたいと思いました (3年 齋藤さん)
収穫した とんぶりは、大館市比内町にある とんぶり加工所で 加工され
ぷちぷちの とんぶりとなり
10月に行われた「大館きりたんぽまつり」で 4年生が販売しました。
Q 販売で 工夫したことはありますか
大館とんぶりのことがわかるように、写真を掲示したり、大きな声で宣伝したり
しました。大きな看板をもって移動販売もしました。(4年 北村さん)
Q 販売を担当したのは4年生。お客さんに販売した時は どうでしたか?
はじめは緊張したけどだんだん 慣れてきました。
たくさんのお客さんが次々に買って くれてうれしかったです。
ひとりで、10袋を 買うお客さんもいて うれしかったです(4年佐藤さん)
Q 売れ行きは いかがでしたか?
昨年より150袋多い450袋を販売!
10時に販売して11時半前には 全部販売することが出来ました(4年北村さん)
Q こうして取り組んで 「とんぶり」について どう思うようになりましたか?
栽培したり 販売したりして
比内町の特産品である とんぶりについて 知ったり、
比内町のおいしい食べ物を PRすることができました。
この活動がいつまでも 続いていってほしいです。(4年 佐藤さん)
地域の特性を活かした農産物をブランドとして保護する 地理的表示保護制度(GI)
に、秋田県ではじめて登録された「大館とんぶり」
たくさんの人にもっととんぶりのことを知ってもらいたいです(4年 北村さん)
「とんぶり」は 今年5月「地理的 表示 保護制度 (GI)」に
「大館とんぶり」として 登録されました。
GI制度は、地域独特の作り方で 高い品質を保っている 農林水産物を
国が認定して登録するものです。
とんぶり農家の 本間均さんは、インタビューをにこっりと 見守ってくださっていました。
とんぶりの実は 日持ちするように 収穫後に、乾燥させ
出荷するときに、煮て!実の皮を剥いて!!何度も洗い!!!
ごみなどを手で取り除き!!!!
3日かかりの 加工を経て、食卓でおなじみの 緑色のプチプチになります。
比内町には 江戸時代から続く 農産物 です。
加工が難しいこともあり、 加工技術の伝わってきた比内町のみ
生産が受け継がれているといわれています。でも生産者は減少しているそう
現在の生産農家は10戸ということ。
そのような中、 地元の こどもたちの取り組みが より
地域の特産品への 意識を 高めている と感じたラジパルでした。
何より、こどもたちの 立派な姿、お話に
大きな拍手を送りたくなりました!!みなさん どうもありがとうございました!!