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2022年3月30日

本を通しての交流~私設図書館「本庫HonCo」~

2022年3月30日(水) かおり取材

秋田市中通に個人の方が開いた「図書館」があります。
会員制 私設図書館「本庫HonCo(ホンコ)」です。

どんな場所なのかお伺いしたいとドアをノックしたラジパル! 代表 天雲成津子(てんくも せつこ)さんが迎えてくださいました。

ここには、およそ1万冊の本があります。並び方はランダム。
「本と出会うということを面白がっていただけたらと思っています。人と繋がれる本があります」と天雲さん。

2階建ての四角い建物 まるごと一軒が、「本庫HonCo(ホンコ)」です。

開くのは、月・水・日 10時~18時。

「本と出会うということは、本を読む人と出会う、本から外の世界と出会う、いろいろなつながりを持つ可能性と出会う、ということです。

沈黙して読む人、語りたい人、それを聞いてくれる人とのやり取りを楽しむなど、ここでは、けっこう何でもできます」

天雲さんは、公共図書館の司書、大学図書館の創設や司書、美術館や公共の生涯学習に関わる仕事などをされてきました。

「『本の可能性』を信じています。それを広げて行っていこうという人たちの集まりが、ここで固まったパワーになれれば、もっと素敵なものを包み上げていけると考えています。」

 

開館したのは、2016年。

「やりたいことが繋がった人たちと、ミニコンサート、秋田関係の研究など、数人で行うものから、外へ広げた大きな公開講座まで、さまざま企画も行いました。どれも印象深い企画です。」

“探検家イザベラ・バードと『日本奥地紀行』”と題した対談では、秋田県出身の探検家 高橋大輔さん、秋田魁新報社 藤原佐知子さん、秋田地域資源ネットワーク 鐙啓記さんのお話から、

「明治初期に来日、秋田にも訪れた英国の女流冒険家について、当時の世界戦略で捉えた見方も加え、秋田の可能性を考える機会となりました。」と、天雲さんは振り返っていました。

また、今日は「本庫HonCoのフェロー」の方もいらっしゃいました。

「ここには、立ち上げの頃から関わっています。いろんなものから解放されて自分に集中できる時間です。」

 

天雲さんは、「本が読めるというのは、自分が健康であり、平和であるということ。『本が楽しめる時間を大切にしたい人たち』と、この先も、新たな出会いを組み立てていけたら」と本の空間に声を通していました。

会員制 私設図書館「本庫HonCo(ホンコ)」とつながりたい方は、まずホームページをチェックしてくださいね!

秋田市中通四丁目1番8号(中央通り沿い)

開館 月・水・日 10時~18時

(こちらは、今日「本庫HonCo」で気になった、出会いの一冊です)