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2021年6月17日

日本を元気にあなたの街のささえびと~佐藤芳嗣さん~

2021年6月11日(金) かおり取材

湯沢市小野「小町芍薬苑」では、今、赤やピンク、黄色などの芍薬が華麗に花を開いています。
150種 約8千本の芍薬の花が、揺れるとエレガントな香りいっぱいです。

「ひと株に10本の花が付くから、咲いているのはもっとたくさん!数えきれないです。スタジオの二人にこれらを見せられなくて“はなはだ”残念です(花だけに)^^」と声を響かせたのは、佐藤芳嗣さん。
佐藤さんは、平安の歌人 小野小町 生誕の地とされる湯沢市小野に小町が愛した芍薬の花を咲かせよう!と動いてきました。

「道の駅おがちが完成し、小町の郷公園が出来ました。でも、周りは休耕田で彩りが無かった。それで芍薬苑をと考えました」
今は、観光芍薬苑として、多くのお客さまが花を見に訪れています。

佐藤さんは、かつて、湯沢を元気しようと地元の若者たちと町おこしの民間グループを立ち上げ「独立国 小町の国」と名付け取り組んできました。
「独立国 小町の国」総理大臣は佐藤芳嗣さん。メンバーは、閣僚を組織し「歴史ある郷土の魅力を広く伝えよう」という心を持つさまざまな職種の「国民」が一体となって活動していました。「菅さんより早く湯沢出身の総理大臣になっていた」と佐藤さんはにっこり。

「独立国 小町の国」では、まず湯沢にゆかりのある小野小町の生涯を描いた絵本を作成。雄勝の住民に小野小町の伝承を伝えようと、3千部を配布しました。
また、小野小町が世界三大美人といわれることからの「世界三大美人の都市との海外交流」を実行!
三大美人のひとりと名が挙がるクレオパトラの国、エジプトへ、湯沢の小町娘とともに訪ね、交流を深めました。1989年のことです。

「いいアイディアには、協力してくれる人が出てくる。いろいろな考えのある仲間と共に情熱を持って動いていました。ささえびとではなくて、ささえられびとです^^」

芍薬苑は、同じ年にオープン。小町芍薬苑の代表取締役 和泉藤一さんが、コツコツと芍薬を増やしてきました。

苑内には、楊貴妃、紅小町、クレオパトラと世界三大美人にまつわる芍薬も咲いています。

               クレオパトラ

佐藤さんの名刺には、昨年までと違って今年から「応援隊」という肩書きが印されています。
「若い代に、活躍してもらいたいと『応援隊』という名前にしました。私は、第一線ではなく、うしろの方で、見守り、今夜も“晩シャクヤク”をします^^」

大きな動きを持って、世界にも小町の郷 湯沢を発信してきた佐藤さん。
芍薬の華麗な花の奥に、佐藤さんの熱い思いを感じたラジパルでした。

小町芍薬苑
秋田県湯沢市小野中屋敷133
TEL:0183-52-5231

見頃は今月いっぱいです!