2021年5月27日(木) かおり取材
新緑のモミジが美しい庭園におじゃましました!
秋田市河辺に、保泉 隆さんが作られた庭園です。
広さは、およそ1000坪!
モミジ、黒松、赤松のほか、花を開いたツツジ、コデマリ、アヤメ!
石組の佇まいも、趣があります。
枯山水を表した場所もあります。
そして!こちらは茶屋です。
保泉さんは、この道45年の庭師でいらっしゃいます。
「保泉造園」として、主に個人のお客さまの邸宅でのお仕事をされてきました。
仕事先では、建物の解体や、増改築などで庭木の処分をしなければならない場面にも出会ってきました。
保泉さんは「せっかく立派に育ってきた木々が処分されるのは忍びない」と、処分される庭木を、この庭に移植。
大切に育ててきました。
コツコツと庭造りを続けおよそ30年!!
1000坪の庭園には、樹齢200年を超えるモミジなどが、悠々と、それでいて、品格ある姿で、美しい緑を見せています。
実は、保泉さんの先祖は、佐竹家と共に水戸から秋田へ来た庭師です。
歴史と伝統を大切に思う気持ちは、代々繋がってきたきたものなのだと感じました。
こちらは、保泉さんが作った東屋。
遊びに来た子ども達が、「この場所は『天空の城』のよう!いい場所だな~。」と駆け回るそうです♪
保泉さんは、いま、こうして作り上げた庭園が「人がゆっくり安らぎながら過ごせる場所になれば。」と考えています。
昨年秋には、初めて、この庭園でのイベント「庭園で音楽とお茶を楽しむ会」を開催。
「昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響でイベントなどの開催が難しく、知り合いから演奏を行える場所を探していると聞いてここを使ってもらいました。来た方々が、マンドリンの演奏と抹茶を楽しみ、庭園を散歩するなどゆっくりとした時間を過ごしていきました。」
うれしさがこぼれた表情!
「人のためになる庭園つくり」を目指していることが分かります。
しかし、こうして愛情を持って作る庭園も「まだ6割くらいの完成度」ということ!
保泉さんは、この先の庭園の様子を頭に思い浮かべ、作り続けていきたいと考えています。
「国指定名勝旧秋田藩主佐竹氏別邸 如斯亭庭園を超える庭にしたいね^^」
お茶室や庭園に、だれでも来てもらえるよう、今後、整えていきたいとお話していました。
<中継後、お茶室でお茶を点てさせてもらったラジパル。
ここには、茶道をされてきた方から寄贈の道具がありました。
作法を心得ていないラジパルスも「お茶の時間」を楽しませてもらいました♪
「作法もあるけど、こうして、気軽に抹茶を楽しめるのもいいでしょ^^」と保泉さん。
ゆったりとした時間と、目に美しい庭園の緑に、潤う気持ちになったラジパルでした。
保泉さん、また、お訪ねいたします!