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2021年5月5日

さとやまコーヒー

2021年5月5日(水)かおり取材

秋田の大学生が手がけるコーヒーの販売が、今年2月スタートしました。
「さとやまコーヒー」です。
お話を伺おうと、男鹿市五里合地区をお訪ねしました!

「さとやまコーヒー」を販売するのは、
国際教養大学4年生の 大西克直さん(写真左)
秋田県立大学4年生の 保坂君夏さん(写真右)

お二人のコーヒー販売には、テーマがあります。
「山を育てる日々のコーヒー」
コーヒー販売の収益によって、山の中で捨てられている農地を開墾、再生し、営農していこうというもの。

大西さん、保坂さんは「reweave(リウィーヴ)」というお名前で活動しています。日本語で「紡ぎ直す」という意味です。
「自然と人と地域の関係性を紡ぎ直していきたい」。
お二人の目には「現代版の里山作り」のカタチが映っています。

「農地は、人との交流や、こどもたちの自然体験を行う教育の場でもあると思うので、農作物を栽培するだけではない『里山』の作り方を二人で考えているところです。」

もともと知り合いだという2人。でも、歩んできた道は違います。

保坂さんは、農業を学びたいという思いを持って秋田県立大学へ進学。
学びを進めるうち「農業の現場を知りたい」と考え、昨年1年間は、大学を休学し野菜の栽培を行いました。
その実践も「ゼロからスタート」。
自ら開拓した農地で収穫した野菜は、飲食店が買ってくれました。

大西さんは、コーヒーを学ぼうと、大学を2年間休学し、そのうちの1年は、東京のカフェでバリスタとして働きながら修業をしていました。

「さとやまコーヒー」では、大西さんが「エチオピア」と「グアテマラ」のコーヒー豆を仕入れ、自家焙煎を行っています。

大西さんが、この2種類の豆を選んだのは、栽培される土地が「里山」であることを意識したから。
「エチオピアは山の中で栽培が行われ、グアテマラは、有機栽培で育まれています」と大西さん。

2人が一致したキーワードは「里山」です。
目標やアプローチの違いを意識しながらも
「一緒に組んで活動したら面白い」と感じたのだそうです。

これまで開拓した農地は2か所。
いずれも藪となって茂っている低木や草木を、根っこから根こそぎ取って手作業で開墾しました。

開墾の重労働。でも、自然に向きあえている、この時間が大好き。
まっすぐな声が、里山に響きました。

今年は、あずき、白いんげん、夏野菜のトマトやオクラなどを栽培するそうです。
これらのタネは「さとやまコーヒー」の収益から買ったもの。収穫時期を迎えたら、さとやまコーヒーの隣には、野菜が並んで販売されます。きっと目を惹くことでしょうね!

インタビューに答えてくれた大西さん、保坂さんの姿にも目を惹かれたラジパル。
彼らの表情には、芽吹きを見るような清々しさと、力強さがありました

「reweave」のインスタグラムでは、二人の農作業なども発信されています。
二人の発信もぜひ、チェックしてくださいね!
(ラジパル日記のお写真も、reweave インスタグラムよりいくつかお借りしました)

「さとやまコーヒー」は販売サイトも立ち上がりました!
「さとやまコーヒー BASE」で検索して下さいね!

また、秋田市では、セレクトショップ irutoco(秋田市旭南)
blank+ (秋田市楢山)、BAKEのお店 マザー食堂save.(秋田市楢山)
で販売しています。