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2021年3月23日

秋田市救急の「サンキューカード」

2021年3月23日(火)放送。
はい、あんちかです。
秋田市消防本部・土崎消防署にお邪魔しました。

外観
なぜかって!?
実はあんちか、以前にちょっとだけ救急活動のお手伝いをしたことがありました。
その時に救急隊の方にお礼と共にあるカードをもらったんです。
今日はそのカードがどのようなものなのかを聞きに来ました!
土崎消防署、救急救命士の佐藤佑樹さんにお話を伺いました。
とても優しい笑顔で迎えてくれましたよ。

佐藤さん
まずは、あんちかがもらったカードの名前は
「サンキューカード」
と秋田市では言うそうです。(県や市によって呼び方が違います)
平成26年7月7日から配布を開始した免許証サイズのカードです。

表

裏
どんな時に渡しているのかというと、救急現場に救急隊が到着するまでの間、ケガや病気で苦しむ人に応急手当を行ってくれた人や現場に到着した救急隊の協力要請に応じて手当てを手伝ってくれた人に渡しているとのこと。
でも、このカードにはどんな意味があるのでしょうか?
気になりますよね!?
応急手当に協力してくれた方をバイスタンダーと呼ぶそうなんですが、そのバイスタンダーの精神的サポートを目的としているんです!!
「市民の方にとって救急現場に遭遇して応急手当を行うことは、非日常のことであり、大なり小なりのストレスを受けることが考えられます。
時間の経過とともに自然と解消する人もいれば、ひとりで抱え込んでしまう人もいます。
ストレス体験を人に話すことは、ストレス軽減を図ることに期待できると言われていて、このような相談窓口を開いておくことがサンキューカードの大きな役割です!」
と佐藤さん。
そして、この制度でいいなと思ったことが、サンキューカードにはカードを配布した救急隊が所属する消防署の電話番号などが書かれています。
原則、市民の方が応急手当をした現場に出動した救急隊が相談の対応をしてくれるとのこと。
その場に一緒にいた方が相談に乗ってくれる=スムーズなサポート、となりますね。
また、救急隊の対応だけでは改善が見られない場合は医療機関などを紹介してくれたりもして、相談された人が安心できるようにしてくれます。
このように救助活動のお手伝いの後の精神的なサポートがあると知ると、今まで以上に安心して応急手当に参加できる気がします。
でも、なんとなくあんちかが日ごろ思っていたこと、
「なんの資格もない自分が救助活動のお手伝いをして迷惑ではないですか?」と質問。
すると、
「迷惑ではないですよ。救急隊が現場に到着するまでのバイスタンダー応急手当は倒れてしまった人やケガをした人にとって、時に絶大な効果を発揮するので」
と。
また、今は街のいたるところにAEDなどがありますよね。
いざとなった時に焦らす落ち着いて応急手当が出来るように消防署では救命講習などを行っています。
一度だけの参加では忘れてしまうこともあるので何度も参加して学ぶことも出来ます。
パーソナリティーの竹本アナも先日この講習を受けたそうですよ!
もちろん応急手当だけでなく、運転中に救急車が来た時に、素早く車を脇に寄せて停車したり、道を譲ったりすることもりっぱな救助活動の1つだと思います。
ちなみにサンキューカードはいつも救急車においてあるそうです。

カード
(もちろん救急隊の方も1分1秒を急いでいてサンキューカードを渡せない場合もあります)
何かあった時は精神的にもサポートが受けられるという事を知りまた1つ勉強になりました。
「今度は救命講習を受けてみたいね。」と、A827で話していました。
皆さんも救急の現場に遭遇した時は勇気をもって、そして安心してお手伝いしてくださいね。
そして救急隊のみなさんこれからも市民のために頑張ってください!!

集合