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2020年9月2日

ロシアのはちみつとお茶をお届け!「マルリガーデン」

かおりです!
秋田市手形西谷地に、先月 起業された「Marurigarden(マルリガーデン)」
ロシアのはちみつやロシアの森で手摘みされたハーブのお茶に出会える場所です。
ピンチをチャンスに変えて! 開いたのは、佐藤真理さん。事務所におじゃましました!

2ショっと

佐藤さんは、秋田市出身。ロシア人の旦那さんと知り合って結婚され5年になるそう。モスクワ郊外にある宇宙開発の町 コロリョフ市にお住まいがあります。
今年3月日本に帰国してから、新型コロナウイルスの状況でロシア戻れなくなってしまいました。

「ずっとこのままロシアに帰れず秋田にいるのであれば、今 何を自分がしなければならないのか?将来についてじっくり考え、前々からあたためていた 自然に寄り添うロシアの人々の生活や伝統を日本のみなさんに伝えよう!と決心しました」

入口

秋田市の創業支援補助金制度なども受け、立ち上げたのが「Marurigarden(マルリガーデン)」です。

棚

ラジパルは、「ロシアの森のお茶」をごちそうになりました!

お茶

お茶の材料は、イワンチャ(和名ヤナギラン)や、ロシアの自然に生息する数種類のハーブ!
  
お茶

イワン

6月になると、ロシアの野原は、イワンチャの美しい紫色の花々で覆われるのだそう!葉っぱの部分だけを手摘みし、伝統的な方法で発酵させたお茶にハーブを合わせたのが「ロシアの森のお茶」です。このお茶は修道院に古くから伝わるメディカルレシピなのだとか。ローズヒップ、ラズベリーの葉、リンゴベリー、イチゴの葉、スグリの葉、クローバーなどが飲みやすくブレンドされていて、口にすると い~い香りと、ベリーの酸味が効いています。
今回は、真理さんの旦那さんが手摘みして、発酵させロシアから送ってくれたのだそう。

そして、取り扱っているのは、こちらも!

はちみつ

ロシアの生はちみつです。
はちみつは、昔からロシア人の身近にあるものだったそう。
ロシアでの養蜂の歴史は1500年前に始まったのだとか!
「はちみつは、生活に欠かせない存在になっていて、今でも風邪や病気にかかった時には、まず、はちみつを食べています。お茶のお共にはもちろん、はちみつを使ったパイや、ケーキなども食卓にのぼります。8月14日にはメドヴィスパス=蜂蜜豊作祭という昔からのお祭りもあり、はちみつを食べてお祝いします」と佐藤さん。
世界初の宇宙飛行士ガガーリンは、宇宙食として選ばれたはちみつと共に宇宙へ飛び立ったのだそう!

「ロシアでは、非加熱の天然はちみつだけが『はちみつ』と呼ばれていて、健康によいとされる酵素が活きています」

とろり

ロシアから「Marurigarden(マルリガーデン)」に届くはちみつは、ロシア西部の養蜂場のもの。

「ヴォルガ川の源流に近く、800もの川と森林が広がる湖水地帯で、クローバー、ヤナギラン、ライラック、などなど季節ごとに咲く野生の花々が美しい場所です」

はちの

佐藤さんは、こうして、はちみつ を通して考えている思いがあります。

インタ

「ミツバチは、花の蜜を集めて生きていますが、野菜や果物など7割の農作物の受粉を手助けしていると言われています。残念なことに 使われている農薬でミツバチが大量に死んでいるというニュースは、10年ほど前から秋田ではもちろん、世界でも数年前から大きく取り上げられています。このミツバチの大量死の原因と疑われる「ネオニコチノイド系農薬」については、EU(欧州連合)では、2018年屋外使用を禁止されていますが、日本ではまだ使用されています。はちみつを食べることで、何が大切か気が付けたら、また、自分たちが何が出来るのかも気が付くきっかけになったらと考えています」

フランスでは、2018年 ネオニコチノイド系農薬の5種類について、作物への使用を禁止する法律が施行されています。はちみつの甘さや、果樹や野菜の「実り」にばかりつい目がいきますが、その実りには、小さなミツバチの大きな働きがあることを考えたいと、お話を聞いていて思ったラジパルです。
口にしたロシアのはちみつからは、たくさんの花の香りを感じ、思いと共に広がりました。
「甘い蜜をなめて、幸せな気持ちになる。その恩返しとして、ミツバチが増える環境を考えられたと思います。そしてミツバチは、なんの花がすきなのか?など、はちみつを通して、ミツバチに寄り添っていけたらと思います」と佐藤さん。

まりさん

そして!今日!ロシア大使館から佐藤さんへ朗報が届きました!!
「海外にいる外国人で、ロシアに家族がいる人に向けロシアが国境を開いたと大使館から連絡がきました。お店は、運命的な出会いでつながった強力なスタッフに一度任せて、今月下旬、ロシアへ帰国します。秋田の事務所を任せるのは、山田まきこさん。私は、ロシアからはちみつや、ロシアの森のお茶などを送るほか、インターネットを通して注文を受けます。発送は、山田さんに担当してもらいます。事務所も引き続き ここに構えていますよ」とにっこり。

ガーデン

 マルリガーデンがつなぐ、ロシアの森のお茶と、ロシアの天然はちみつは、お店のサイトから注文できます。
また、9月12日(土)12:30~
秋田市中通6-4-21「トリノス食堂」にて「ミツロウからエコラップ作りのワークショップ」を開催するそう!
試食も出来るということです。
ぜひ、ロシアに帰国する前の佐藤真理さんにもお会いしてくださいね!

申し込み、問い合わせは
「Marurigarden(マルリガーデン)」
080-7633-4283

《事務所の場所》 秋田市手形西谷地133