かおりです!
秋田市で制作活動に取り組む 彫刻家の女性がいらっしゃいます。
菅原綾希子さんです。
ご自宅に併設されたアトリエにおじゃまして、お話を伺いました。
彫刻家と聞くと、作品に向かう厳しい表情などを想像されるかもしれませんが、
菅原さんは、なんとも 優しい表情の 秋田美人!
そして作品は「これは、彫刻ですか?」と聞きたくなるおだやかな形状が
印象的です。
菅原さんは、ご家族3人で暮らしながら、制作活動を行っています。
5歳の男の子を育てる お母さんでもいらっしゃるんです。
こちらは「凪」という作品
出産後 初めて制作した彫刻なのだそう。曲線と、やわらかな色彩が印象的です。
菅原さんは、北海道の美術大学で彫刻に取り組み
卒業後、本格的に制作活動を始めました。
彫刻家として制作を続けて12年になります。
大学卒業後から昨年まで、秋田市で高校の美術の先生も
続けてきましたが制作活動に向き合うため、
今は、秋田大学教育学部の非常勤講師を務めながら
その 多くの時間を彫刻の制作へと注いでいます。
2016年には、個展も開催されました。
「望」
彫刻は、粘土で制作し、石膏で型取りをしているそう。
日本画材やアクリル絵の具で着色して、仕上げているのだとか。
やさしい色合いが目を惹きます。
秋田県では、女性で彫刻に取り組む方が少ないということ。
「彫刻は、めいいぱい身体を使って制作し、体力勝負!
まるでスポーツのよう!」とお話していました。
菅原さんは、彫刻の制作活が自分にとってなくてはならないものだと
考えています。
「毎日、自分の環境も感情も変わっていくので作品を生み出すことは
日記のような かたち。自分にとってプラスになる」とお話していました。
来週は、秋田市大町の「ココラボラトリー」で
1/30(水)~2/3(日) 11時~18時
企画展「はじまりの白」が開催され、菅原さんの作品が出展されます。
秋田芸術文化協会 若手会員7名による「白」をテーマにした作品展です。
今は、時間を惜しんで、ご自身の暮らしを動かし
制作に打ち込む日々なのだそう。
また、一方で、菅原さんは「造形作家」として、「h.u.g」という名前で
小物やブローチなどの制作・販売にも取り組んでいます。
ご覧ください!この ハートをつかむ ブローチ!!!
絵本の物語の世界が、目の前に現れたようなオブジェ「ちいさいおうち」
各地のクラフトイベントなどに参加するほか
「h.u.g」の作品は、仙台、滋賀、鳥取など、県外のお店に並んでいるそう。
また、手紙社主催 の「布博」in東京に 1/25~27まで出店
されるのだとか。
彫刻家 菅原綾希子さんの 彫刻作品
そして「h.u.g」の 手にしたくなる かわいい作品。
菅原さんが作り出す 作品の数々を、これからも目にしていきたい☆
そう感じたラジパルでした。
「h.u.g」の作品は
「h.u.g」のインスタグラムでチェック出来ます!
オンラインショップもありますよ!
秋田県内では、大曲「ミンカ」、潟上市「エムズコレクタブルズ」にて
販売しているということです。
彫刻家 菅原綾希子さんのホームページもありますよ!