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2020年9月24日

自然派アイアン家具lifebody factory

2020年9月23日(水) かおり取材

秋田市飯島で「アイアン家具」を製作されている保坂真さんをお訪ねしました!
保坂さんは「自然派アイアン家具 life body factory」として4年ほど前から、家具作りを行っています。

テーブル椅子

テーブル

「アイアン家具」は、主に鉄と木材を組み合わせた家具です。最近は「インダストリアル」というインテリアのジャンルで注目されています。
保坂さんは特に「自然派アイアン家具」として素材感を大切に、ひとつひとつ、オーダーメードで仕上げています。

シェルフ

木材は秋田杉の無垢材に、草木染の技法で木を発色させて使用しています。

木肌

媒染

色見本

「なるべく自然であることをテーマに製作しています。染色も草木染を行い、使用している秋田杉を最大限に生かすため、独自に媒染液を作り杉材に含まれるタンニンに反応させ発色させています。木材に含まれるタンニン量や成分により発色具合が左右されるため、木材の育った環境や部位によって濃淡の出方がまったく異なります。まさに木材が持つそのものの色となり、一期一会の仕上がりと言えます。また3ヵ月から1年ほどかけ少しずつ変化していき、木目と節が協調されて落ち着いた色へと変わっていきます」

保坂さん

鉄材の色には「黒皮仕上げでの鉄本来の色」を活かしているのだそう。

足

「鉄材は鉄本来の色である黒皮仕上げとなっており金属アレルギーに配慮してウレタンクリア塗装を施しています。 鉄は、製造する過程で1000度程まで熱すると空気中の酸素と結合して独特な青黒い酸化被膜を生成します。この酸化被膜が『黒皮』です。当社では、この『鉄本来の色の黒皮』を活かした仕上げをしているため、溶接面なども、なるべく不必要に削らないようにすることが特に苦労しています」

スタイリッシュながらも、あたたかみのある家具たち!ていねいに作られているのを感じます。

椅子 脚

そして、こういった家具を製作する作業場には、移動販売車が!!

移動販売車

実は、保坂さんが家具作りを行っている作業場は「ライフボデー」というキッチンカーや移動販売車を製作する企業の作業場!

外観

お父さまが代表を務める「ボデー架装」の作業場に、保坂さんが「家具部門」を新設した形です!
保坂さんは、前職で店舗じゅう器などの家具を製作していました。ライフボデーのボデー架装の技術力と合わせて何か新しいことが出来ないか?と考え「自然派アイアン家具lifebody factory」としてアイアン家具製作をスタートさせたのだそう。

3ショット

1センチ単位の大きさまで、お客様さまのオーダーに答え、機能的で、スタイリッシュな家具を作り出す保坂さん。

こうして、保坂さんの家具を目にした人から、注文が入ることが多いのだそう。

保坂さんは「自然であること」「育てる家具」をテーマにアイアン家具を製作していきたいとこの先を見ています。
また、地産地消、循環させる木材を考えているのだそう。
「木材の枯渇がずいぶん前から叫ばれていますが、その中でも杉であれば日本には豊富にあります。わざわざ海外から希少な木材を輸入しなくても杉であれば、日本で循環可能な木材の供給ができるのではないかと考えています。秋田杉を積極的に使うことで少しでも秋田の林業や製材所の一助になればと思っています」

2

染色

こちらは、保坂さんが研究中という「秋田杉の草木染」の数々!

「いずれは『草木染め家具』というものを製作します」とのこと!
「長く使っていただけるよう、丈夫でシンプルなデザインを心掛け、お客さまには長く経年変化を楽しんでいただける家具を提供していきたいです」

自然派アイアン家具 lifebody factory
注文などは、ホームページのお問い合わせか、インスタグラムのダイレクトメールで受け付けているという事です。
「自然派アイアン家具」で検索すると、すぐホームページにアクセスできますよ!

電話:018-880-5125
秋田市飯島穀長大谷地211-1